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メディアワークス文庫『青春ダストボックス』

一二三スイさん、MW文庫デビュー。

世界の終わり、素晴らしき日々よりは舞台設定にファンタジー入ってましたが、
こっちは普通に普通な現代舞台。直球です。

ある女生徒が引き起こす事件に、それぞれの想いを寄せて関わる男4人のお話。

群像と言えば群像なんですが、単なる短編集とも言えるような、
微妙な関わり合いの4編+αです。

像が見えてきて、すごいって言うよりは、ああなんだそういう事か。
っていうくらいの、何でもない普通の事。
だが、それが青春だ。感あって面白かったです。

●第一章 四月
玄関開けたら美人の先輩。そして誘われるスニーキングミッションな話。

マリアさんのムチャシヤガッテ……伝説の幕開け。
初めの男は小さい頃の幼馴染み(?)

小さい頃は神様だった、などとものすごい過去を持ちだしてきましたが、
特に今それで何をするでもなく、ただ久しぶりに会った友達を連れ回すノリ。

それでやる事がスニーキングミッションな訳なので、無茶苦茶です。
いきなり青春から随分逸脱したなぁ、と思いながらも、
結果オーライとして戻ってきました。ある意味、一番いい雰囲気。

●第二章 五月
弱みを握ろうと観察していたら、大犯罪を目撃してしまった話。

今度はあちらからではなく、こちらからのアクションという事で、
少し青春度が上がりました。
コンプレックスを持っての後ろ向きな目的。青春ですねぇ。

ただ、相手が悪かった。マリアさん事件簿は五月も絶好調なわけで、
既に青春だなどと嘯いていられない事態になっているわけです。
それでもお茶目な事をしちゃう、そのやんちゃっぷりに、心洗われるわけですが、
終わり良ければ青春です。オチはすごく学生っぽい。

●第三章 六月
こんなに可愛い娘が、俺になびかない訳がない話。

四人の中で一番の小物。イケメン爆発しろってだけのお話。

周囲の人間関係だけにとどまって、社会にご迷惑をかけてない(?)という
意味で、とてもこじんまりとした、ほのぼの事件だったのです。

やる事やってるだけに、意外とガッツのある野郎ではありましたが、
因果応報という事ですね。めでたしめでたし。

●第四章 七月
舞台裏に潜むストーカー君がやらかすお話。

今までの三つの事件に、それぞれあった誰がアレやったの? を、
引き起こしていたストーカー男君のネタバレ話。

五月の事件でばっちり出てきてましたが、そこまでやってたのか……
という、いくつかの謎解きがあり、そしてプロローグでもあり、
エピローグでもある七月の事件への布石。

でも、マリアとは直接絡まないので、微妙に寂しい気持ちにもなります。

●第五章 マリア
右ストレートでぶっ飛ばす話。

警察のご厄介になってしまうのは、いくら青春でもちょっとなー、と
思っていたところに、メガトン級の青春が爆裂してました。

なんだかんだで、マリアの物語だったんだな、と。
という事は、なんですか。このモヤモヤに駆られて、今までの事件が
巻き起こっていたんですか。大物過ぎる……。大爆笑です。

それでは、また。


関連

世界の終わり、素晴らしき日々より 3

世界の終わり、素晴らしき日々より 2

世界の終わり、素晴らしき日々より 1

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