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電撃文庫『魔女は月出づるところに眠る 中』

佐藤ケイさんの魔女奇譚。第二部。
第一部の経緯を含めて、何がどうなってるのか明らかになっていきます。
知っても誰も救われないわけですが……。

ダイアナさん……というか、里弥ちゃんの受難なお話。

この巻はまさにそれに尽きます。

暴虐を尽くす新ヘロデア派や、魔女狩り組織のホルダ派など、
各組織の人間もそれぞれ出てきて、内情や過去なんかを語ってくれますので、
世界観設定もどんどんしっかりしてきます。

しかし、この物語を理解するためには世界観は二の次で良くて、
ダイアナと里弥ちゃんの師弟っぷりを見守っていればそれで分かります。

ああ、これマミさんとさやかちゃんだわ。と。

この巻のダイアナさんはマミさんと完全に同じフラグを踏み抜くスタイルで、
まさかまさかと思いつつも、最後までやり抜いてくれました。
そうなってくると里弥ちゃんも、主人公を飛び越えて先に魔女になって、
あらあら、髪の色まで青で一緒じゃあ~りませんか。

年代が違うので、不幸に繋がるのがが男じゃなくて、親だっていうところが、
自業自得と割り切れない所以ですか。

この先々も含めれば、この展開は必要な場面なわけですが、
ふと気づいてしまうと、もういろいろと結び付けて考えてしまいがちです。

魔女の宝石とか、魔女の果てが悪魔とか。
上巻読んでる時はさほど気にならなかったのですが。
魔法設定に関しては、突き詰めると魔法の代償が魂という事で、
そこからの連想としてはありがちか?

さておき、里弥ちゃんは一番のショックを受けたであろうことは明らかですが、
それにしても、誰も彼も何にもうまくいかないのは、作者がほくそ笑んで
いるからなんですかね……。
全員企みが失敗して、全員不幸とか、読んでて本当に疲れました。

それでは、また。


関連

魔女は月出づるところに眠る 上

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