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電撃文庫『魔女は月出づるところに眠る 下』

佐藤ケイさんの壮大な魔女ファンタジー。完結巻。
恵奈も覚醒しますが、過去編もあるでな!

富士山にて全魔女激突の、悪魔大戦なお話。

保護者な方々はもはや亡く、新ヘロデア派のアジトに恵那が囚われ、
里弥ちゃんが決死な覚悟で吶喊し、ホルダ派な狼の人達もやってくる。

序盤でのアンディと里弥ちゃんの激突を見て思いました。
これはもう駄目かもわからんね。と。

最後は恵那が何かをどうにかするんだろうとは思っていましたが、
ここまでズタボロにしてしまったなら、完全回帰とはいかんのだろうなと、
すっかり諦念に支配されつつの終幕でした。

ヘロデア、サティア、ホルダという最古の魔女さん達も絡めて、
この魔女大戦に終止符を打ったわけですが、最後まで読み切っても、
小学六年生に背負わせるには、ひっどいお話でしたという感覚です。

世界を救うんなら、もうちょっと世界を知って執着を持ってから。
そう思ったりもしますが、他人への優しさってのは人生経験を積むことで、
純化するのか、摩耗するのか。

このお話の中では、個人の資質に依存するみたいな感じの結論が出てますが、
どーなんでしょね。

さておき、最後もアルティメットだこれー! とか思ってしまったので、
例の魔法少女アニメな印象が強かったです。

とはいえ向こうほどこっちは救われてないので、この表紙ほども
心穏やかな読後感ではありませんでした。
茫然とし過ぎて、上巻で出てきた三つ子が伏線だってのにも、
ほぼ直前まで気づきませんでしたし。

残された人達にとっては、まだ幸せが残っているかもしれませんが、
最終戦以前にこの世を去って行った人たちは、誰も救われないです。
そこも読了直後は気にならなかったですけど、こうして感想を書く段では
ちょっと寂しい感じがしますね。

サロメ辺りは自分の役割をかなり割り切って開き直って、
満足していただけに、人それぞれ生き方があるって話だったのか。な?

それでは、また。


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