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電撃文庫『魔女は月出づるところに眠る 上』

佐藤ケイさんが魔法少女モノを書いたという事で、
久しぶり読んでみたくなりまして。上中下の3冊で完結の中編作品。

学校のボランティアで行った先のお婆さんが魔女で、弟子入りする話。

いわゆる“今”流行っている魔法少女モノであって、
表紙の様なキラキラした小さいお友達も安心のお話ではありません。

魔女知識に根差したオカルト組織間抗争をやりつつ、巻き込まれた小学生達の
逞しさというか、無邪気さを生暖かい目で見守るスタイル。

あくまでオカルトであり、ファンタジーでない、
つまりは魔法の国や、白い悪魔な勧誘マスコットが出てこないあたりが、
タイトルに魔法少女を使わないで、魔女とした所以ですかね。

上巻では恵奈、里弥、さくらの仲良し小学六年生が、魔女の世界に触れ、
オカルト抗争の余波に巻き込まれる辺りまで。
魔女、魔法のイメージを上げて落とす王道の展開。

魔法を見て、これで何でも出来ると無邪気に修行を始める所はともかく、
魔法なんて無い事は知ってるけど、おまじないするくらい良いよね、
という年相応の大人びた幼さを罠に使う、ド外道なお話にびっくりです。

里弥ちゃんの寝る事へ恐怖感なんてのは、完全にホラー小説な訳ですが、
小学生にこんな体験させますかね……。マジ鬼畜でございます。

そして、さくらちゃん。魔法の代償という訳ですが、その説明に
ここまでやっちゃいました。
下巻まで買ってから通して読んだので、まさかの展開です。どういう事だ表紙。

下巻だけでなく3冊とも表紙詐欺を狙い澄ました、あざとい表紙だと思います。
というか、今気づきましたが、この構図だと里弥が主人公なのでは。

それでは、また。


関連

4月、それは――××××

電撃“にせ”ん!!

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