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ガガガ文庫『人類は衰退しました 9』

SFとファンタジーとギャグとシリアスをうまい具合にミックスした
みんな大好き妖精さんとのキャッキャウフフな生活も完結です。

長かったような、短かったような……。

●妖精さんたちの、ちきゅう
月へおじいさんを探しに行ったら人類の歴史を追体験して全ての謎が明かされる話。

今巻も1冊1エピソード。というか、前巻の続きにして、まさかの完結。

月探索へ出かけたおじいさんが行方不明、という
またまたご冗談をw と言わざるを得ない、背筋ヒンヤリな引きを思い出すと、
今巻冒頭のわたしちゃんの仕事人っぷりも頷けるというもの。
顔を隠したイラストは場の雰囲気というより大人の都合ですね! わかります。

南国アロハに笑わされつつ今度の舞台は月かー、などと
ほのぼの楽観視していたのですが、読み進むにつれて事態の深刻度が、
予想の遥か上を行っている事に気づいて、やっぱり背筋ヒンヤリです。

銀河鉄道もギャグだとばかり思っていましたが、
これこそが今巻のキモ。妖精さんとの初めの一歩なんて出てくるとは。
「新人類」という設定に、何の疑問も挟んでいませんでしたので、
完全に不意打ち。一気に頭が大混乱です。

その大混乱に一定の筋道を付けつつも、おじいさん探索という急務を優先し、
わたしちゃんの本気のお仕事でもって、グイグイと話を押し進め、
ばっちり月へと舞台を移します。宇宙服妖精さん、実にグッド。

ここからの憂鬱路線は、いつぞやの遺跡探索を彷彿とさせます。
0fでないのでなんとか踏みとどまれますが、わたしちゃんの絶望感
ひしひしと伝わってきて、本当に胸いっぱいでした。

完結だという事もあって、本気でお別れなのかもしれない……と、
妙な覚悟が出来つつも、それはやっぱりさびしい事です。
いよいよご対面というところで2ページ先を、イラストページを
見たくない、このまま閉じてしまおうかと割と本気で考えました。

先の展開を予想したり、説明されてる内容を理解したりで、
読み切るのにかなり体力使いましたね。気力だけじゃない疲労感でぐったり。

妖精さんライフはまだ続くみたいですけど、人類が衰退した話はここまで。
完結というに、相応しい最後を迎えられました。本当に素晴らしかったです。

しかし……巻き毛ちゃんが久しぶりでキーマンかと思ったが、
まったくそんなことなかったぜ!

それでは、また。


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