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ラノベ作家休憩所『正常小説。』

2011年の夏コミ、C80で頒布された
森田先生とゆかいな仲間たちによる短編集。

文庫サイズのこのシリーズ?では、これが最初かと思ってたのですが、
この一つ前もあるっぽい? 積読の山にあったかな、どうだったかな…。

日日日、大樹連司、十文字青、森田季節、藍上陸の5人による、
正式販路ではちょっとお目にかけられないよ! な、同人短編集。

ラノベっぽく、各編の扉に表紙がありますね。スゴイ、豪華。

●耳猫少女
日日日さん担当の、猫耳青春小説。

猫耳型寄生生物との共存を果たした時代の物語。

見た目はともかく、寄生生物を『耳猫』(えいりにゃん)と呼ぶ、
この読みを見た時点で負けた……と思いました。

カワイイ系を目指したら寄生獣になっちゃいましたという、その言い訳通り、
ストーリーは日日日さんの意地の悪さが全面に出ていますが、そんな事は、
どうでもよくなるくらい、えいりにゃん、というルビの可愛さにやられました。
世界は、平和だ……。

●劇画・セカイ系
大樹連司さん担当の、メタ・セカイ系青春小説。

セカイ系のその後、みたいな、今だと魔王勇者モノに通じる、
日常と非日常の狭間のお話。

セカイ系イベントをこなしてしまった、その後の進路に「小説家」として、
いろいろと危険な?ネタを織り交ぜつつ、ヒモ生活のアレコレという、
大人のイベントを混ぜつつで、この本に入った必然を理解たというか。

掘り下げると、またすごいド修羅場が見られそうでしたけれど、
これはこのくらいで、ホッと一安心できる所にオチて良かったのかも。

●ハートブレイク魔法少女さくら
十文字青さん担当の、魔法少女モノ。

過激派魔法少女、という言葉が出て来て、ノリがだいたい察しました。
怪獣と戦う魔法少女もいれば、その力でテロをする魔法少女もいる、と。
だいたい、そんなノリです。
ヒーロー、ヒロインを堕とすの大好きですなー。十文字さん。

これも掘り下げると、えらいモノが見られそうですけれど、
このくらいのオチなら、まだマシだと納得できるところで、よしよしです。

●永理の縁が閉じるまで
森田季節さん担当の、猫耳青春小説。

日日日さんとネタが被っている気がしますが、気のせいです?
テーマは同じ感じでも、雰囲気に作家のカラーが出てます。
日日日さんの方がちょっと殺伐、森田さんの方がちょっとハートフル。

と思わせて、ゾクゾクっというお話なんですけど。
猫耳少女的には、こっちの方が断然かわいいですな。

●皿屋敷ノイヌの子猫の青
藍上陸さん担当の、メタ怪奇譚。

ああ、\ /ってのは単発じゃなくって、持ちネタだったのか。
とりあえず、この本の中では一番ラノベで出せそうな感じ。
なんだかんだでイチャコラしてるだけっていう。平和なお話でした。

ハタチと女子高生じゃ、ちょっとダメな感じもしますけど、
それはそれで、ありがちでもありますよね。

このパターンだとラノベ、性別逆だったらエロゲって、
ふと思ったんですけど、なんでだろう。

それでは、また。


関連

流星小説。

中性小説。

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