« 電撃文庫『ストライク・ザ・ブラッド 7』 | トップページ | 電撃文庫『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 12』 »

電撃文庫『氷の国のアマリリス』

松山剛さんのロボ娘さんシリーズ第三作。

いや、シリーズなのか分かりませんが、そういう路線で
ずっと来てる事に気づいたので。
単巻完結だったので共通点とかまったく考えてませんでした。

冷凍睡眠を続ける人類をメンテするロボット達のお話。
『アイリス』と同じく、ロボット達による決断のお話ですな。

例によってロボットとはいっても高度な精神回路内蔵で、
やってることはほぼ人間。

氷河期をやり過ごすために冷凍睡眠で眠り続ける人間達を見守りつつ、
機械のメンテやら、自分らのメンテやらで過ごし、
一年に一度のお祭りなんてやっちゃったりする訳です。

その健気な生活を見守り続けるのかと思いきや、
長期のメンテによる現状維持の「限界」と直面し、
自分らの進む道を決めていく、という筋書き。

人間不在で「未来を選び取る」という、高度過ぎる精神回路に、
これホントにロボットものか? との疑問を覚えつつ、
判断材料たる人間の所業に、実にリアルな恐ろしさを覚えつつ、です。

いやー、水晶株発電とか、終末の時とか、ものすごくありそうです。
エネルギー問題はSFの基本と言いつつも、直近でありそう過ぎるルートで、
何もかんも政治が悪いのです。

この辺の人間の本性を裁くフェーズは、うやむやという感じですが、
そこは心当たりのある大人がヒヤッとすればいいわけですな。
もしうっかり表紙に騙されて(?)ちびっ子が読んでも安心設計という訳です。

アマリリスさんを初めとするロボット達の人間関係は、
これはこれで素直なイイハナシなので。

しかし、ホッツェンプロッツは私も読んでたはずだけど、
アマリリス全然覚えてないわ……。

それでは、また。


関連

雨の日のアイリス

|

« 電撃文庫『ストライク・ザ・ブラッド 7』 | トップページ | 電撃文庫『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 12』 »

00_電撃文庫・MW文庫」カテゴリの記事

アニメ・コミック」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222518/58109590

この記事へのトラックバック一覧です: 電撃文庫『氷の国のアマリリス』:

« 電撃文庫『ストライク・ザ・ブラッド 7』 | トップページ | 電撃文庫『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 12』 »