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メディアワークス文庫『殺戮ゲームの館』

土橋真二郎先生、メディアワークス文庫入り。
いやでも、なんか完全に……一致?

電撃文庫で書いてるのと、だいたい同じというか、
まぁ、最近の作品はちょっと変わってきてるかな?

密室に入れられた11人でリアル人狼なお話。

魔物と村人に分かれて、一定のルールのもとに、
魔物を探し出す論理ゲーム。

それを現実の密室でやることによる、
パニックホラー分にミステリ分が堪らない。そんな感じの仕上がりです。

ルールとしてはいわゆる人狼と同じで、毎晩1人ずつ襲われる中、
村人の皮をかぶった魔物を推測し処刑して対抗。
魔物が見つかるのが先か、村人が全滅するのが先かというゲーム。

ですが、襲われて本当に人が「死ぬ」という要素や、
仲間内の裏切りを推測して「殺す」という禁忌の重さが違います。

ゲームとしての、論理や確率で導ける結論や、駆け引きによる楽しさと同時に、
信頼やら愛情やらの感情をノイズとして「分かりつつ」混ぜ込むことで、
ゲームとしても物語としても、先の読めない展開でハラハラです。

好きも嫌いも、昔からの親友やら、後輩やらの関係性も、
疑心暗鬼の前には脆いものです。

もともと電撃文庫で書いてる時も、そんな感じのお話だったので、
馴染みのある展開といえば、その通りなんですけどね。
実に歪みねぇです、土橋先生。

それにしても、恋人の亜美と後輩の藍との扱いの差を見てると、
土橋さんは女性になにか嫌な思い出でもあるんですかねー。
分かるような、分かっても言っちゃいけないような……。

それでは、また。


関連

アトリウムの恋人 2

ツァラトゥストラへの階段 3

扉の外 3

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