« 富士見ファンタジア文庫『おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! 2』 | トップページ | 9月からの注目なラノベ新刊リスト »

メディアワークス文庫『妄想ジョナさん。』

空想妄想作家である西村さんの得意ジャンルな作品?

一迅社文庫でも同じようなの書いてなかったかな……と思ったら、
プロフにちゃんと好みですとはっきり書いてありますな。
じゃあ、仕方ないな!

溢れ出る妄想が止まらなくて現実からドロップアウト気味な大学生と
そんな彼を現実に引き戻すため現れた“妄想の彼女”のお話。

ヘタレの主人公が社交的になるために妄想とお喋りしつつ頑張る話、
ってーと、割とありがちなテーマに思いますし、実際だいたいそのままです。
ドラえもんがのび太の妄想だったら……的なノリといっても過言じゃない、か?

ラノベで現代ファンタジーな作品を、「それは…妄想だ」と言いだすかのようで、
読み終わった後でなんか空恐ろしくなってきましたがキニシナイ。

さておき、主には掛け合いを楽しむ感じの作品になってますが、
肝心の妄想の方も現実離れしてないので割とシリアスな路線。
おお、MW文庫だ……って感じです。

舞台もやたら現実的で……ってか、まんま多摩センターっぽいので、
お近くの人にもお勧め?

個人の中で閉じられている、奇人レベルの妄想ということでしたが、
世の中がロンドン市街に見えたり、魔王城に見えたりと、
ビジュアル的には楽しそうで羨ましい限り。

妄想と現実の区別がつかない悩みは、この作品で語られる通りでしょうけど、
ちょっと夢見がちな人なら、誰もが通る道。……たぶん。

ジョナさんすら本当に妄想なのか疑い出すレベルですが、
そこはきっちり線を引いてきたので、最後の方の寂しい事。
凹むところがちょっと短めなのは、良かったのか悪かったのか。

普通のラノベだったらテヘペロしながら再登場しそうですが、
しっかり決別するのが現実なんですかねぇ。

それでは、また。


関連

幻想症候群

|

« 富士見ファンタジア文庫『おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! 2』 | トップページ | 9月からの注目なラノベ新刊リスト »

00_電撃文庫・MW文庫」カテゴリの記事

アニメ・コミック」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222518/55564408

この記事へのトラックバック一覧です: メディアワークス文庫『妄想ジョナさん。』:

« 富士見ファンタジア文庫『おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! 2』 | トップページ | 9月からの注目なラノベ新刊リスト »