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角川スニーカー文庫『ベティ・ザ・キッド 下』

秋田禎信さんの集中連載、完結編。
過酷な環境の星の運命と人の生き様と。

下巻はいろいろ収束してきて、長編シリーズっぽく。

巻頭ですっかり、村娘フラニーにやられたので、
ベティのアレコレもやきもきはしてましたが、とにかくフラニーの行く末に、
あうあうしてました。ここまで重要人物だとは思わなかったぜよ。

最後のシーンを書くために書いたってだけはある、
綺麗な終わり方で素敵でした。
章を追うごとに風呂敷広げまくって、どうなる事かと思ったです。

●05:Deadman's name. ――墓に眠る謎
いろいろ謎……というか、ハイスペックすぎてもうどうにでもしてくれ!
なウィリアムさんの過去話。

人間味のない擦り切れた風の感じでしたけど、
たまにこうやってちゃんと考えている事を思い出させてくれるので、
ウィリアムさんはかっこいいです。
あんまり何もやってないですが、最後に「わたしのことが好きなの?」
って聞いちゃうベティさんがとても可愛いです。

●06:Call of Future. ――伝説の銃
砂漠のロストテクノロジーに迫り始める初めのお話。

世界観を解説する一つのお話かとも思っていたのですが、これまた以外にも
大きな伏線だったですなぁ、ポール。
ベティのお父さんも、ただ殺されたってだけじゃないと分かって、
ここからが急転直下ですな。ホント盛り上がってきましたと。
フラニーもまだコーヒー飲んでる姿が可愛いなって感じです。

●07:Still Alive. ――天に待つもの
ロード・トゥ・スタリーヘヴンの手掛かりをつかんで、天国帰りの男に会う話。

「砂漠の謎」で片付けられていたいろいろが、物語の核心として動き出します。
戦車とか再生メタルとか、そんなもんじゃない。
科学力の枠を大きく超えすぎて何が何やらですが、なんとかついて行きましょう。
言葉の断片から妄想するのが大事。

やたらと無茶なベティよりも、真面目なフラニーに死亡フラグが立ち過ぎて、
ホント見てられない。こわい、こわいよ……。

●08:Cowboy take me away. ――楽園入場口
ヘヴンへ至る道、に至るまでのお話。

まさかのロングストライドの過去編なんてものがあったりして、
ビリーさんも大活躍だし、この悪役がここまでやるとは。
同情の余地のない完全な悪党なのに、長い付き合いでカッコ良くなるという。
誰も彼もを出し抜いて、ウマい事やりやがって……。

●09:Last man standing by. ――地に楽園は降りやまず
ついに到着、ヘヴン内部で最終対決。

ウィリアムさんとホワイトマフラー部隊、ベティとロングストライド、
そしてフラニーと大いなる宇宙意思。
やってくれます。ホントやってくれました。

とにかく、フラニーです。フラニーがもうなんかヤバかったです。
完全のもう駄目だと思いました。ウィリアムさんもほぼ諦めてましたが、
それ以上に心に絶望が走りましたな。
まぁ、行ったらこのお話なんだったのよってな事になりますけど、
あれだけシヤマニしてたらねぇ。砂ペンギンも「ゲグワ?」じゃねえよ!

という事で、砂漠の謎は謎のままというか。
そういう装置はいいけど、なんで砂漠なのかはよくわからんな。
砂漠なのは単に環境の変化なのかな。

それでは、また。


関連

ベティ・ザ・キッド 上

カナスピカ

RD 潜脳調査室

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