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メディアワークス文庫『ビブリア古書堂の事件手帖 2』

いつの間にやらミリオンセラーなMW文庫の金字塔。

内容云々ではなしに、なんか三上延さんがこんな形で売れるとは、
思ってもみなかったなぁ。
ラノベ知らない周りの人も知ってるって、すごく不思議な気分。

古書店に持ち込まれるいろんな本から、
「持ち主の物語」を読み解くビブリオミステリ。

短編の様で短編でない収束っぷりがお見事。

1巻でいろいろ大変な目に遭いましたが、元鞘……もとい元通り。
やっぱり古書店で四苦八苦な主人公と、のんびり店主の栞子さん。

ラブコメ的な展開と共に栞子さんのお母さんに絡んで重苦しい雰囲気もあり、
目を離せない状況が続きます。

●プロローグ 坂口三千代『クラクラ日記』(文藝春秋)・Ⅰ
登場人物紹介と、キーアイテム「小鳥の絵」の伏線張り。

そういえば巨乳設定でしたね! 事件が起こると忘れちゃうけど、
三上さんの趣味なのか、ちょくちょく思い出させてくれますな。
そして、2階から溢れる本……良いなぁ。

●アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』(ハヤカワNV文庫)
小菅妹の書いた読書感想文を巡ってのお話。

よく出来た感想文だが、題材が退廃的過ぎるということで、
問題となっている事を相談にきた小菅さんだが、
栞子さんの目にはまた別の問題が見えてきて…。という感じ。

栞子さんを警戒する小菅さんやら、ハグハグな文ちゃんやら、
女子高生ズが見逃せない。

そして栞子さんの推理よりも、なんで栞子さんが推理したのか分かった所が、
非常に良かった。会心のオチですな。栞子さん可愛すぎる!

●福田定一『名言随筆 サラリーマン』(六月社)
五浦さんの元カノのお家へ宅買いに行くお二人な話。

まさかの修羅場……! 良い雰囲気になったところに元カノは鉄板だなー。
何気にモテモテとは……、やるな五浦さん。ちっ。

高坂家のツンデレっぷりがこのお話の見所。晶穂さんはちょっと違うが、
二面性と言う意味では良い感じで。
栞子さんも最後の最後で良い反応頂きました―。
文ちゃんの「なにしてんの」にビクッとしましたが、ここでお終い。

●足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)
昔のビブリア堂と昔のお母さんなお話。

持ち込まれた本からプロファイリング、という特技が
お母さん仕込みと分かる訳ですが、話がそれだけではないからややこしい。

とりあえず、栞子さんの嫌母な事情は大体把握できるものの、
肝心のお母さんがどうなってんのかはさっぱり分からず、
さて、これからどうなるのかな、っと。

五浦さんも大輔さんと呼ばれるようになったは良いが、
ここで釘刺されるとか、なんという生殺し。かわいそす。

●エピローグ 坂口三千代『クラクラ日記』(文藝春秋)・Ⅱ
家に上がり込み、一緒のコーヒーを飲み、さらには晩ご飯まで…。
これは勝ったも同然ですが、前話のアレがあるもので。

と、ここで五浦さんの反撃タイム。
探偵が弱気な時こそ、助手の出番ですな。

それでは、また。


関連

ビブリア古書堂の事件手帖 1

偽りのドラグーン 4

偽りのドラグーン 3

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