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メディアワークス文庫『探偵・日暮旅人の探し物』

MW文庫入りの山口幸三郎さんが送る初挑戦ミステリ。

ビブリア古書堂良いよね! で意気投合した方からおススメらてた一品。
MW文庫なかなか発掘出来ないから助かりまする。

“探し物”探偵事務所を開業している日暮旅人が、
「愛」を視る目でもって、いろいろ探し当てるお話。短編連作風。

ビブリア古書堂良いよね! から話に上るだけあって、
そういう系統の探偵モノでした。読んでなるほど。

あくまで「限定された手掛かり」から読み解くのであって、
「話を聞くだけ」での推理ではないのがミソかしら。

探偵と住み込みの幼女が出てきたところで、
入間人間さんの花咲太郎を思い出したんですが、似てるのはそれだけでした。
あっちは「ミステリ」の枠外だからな……。

●椅子の声
フリマで見つけた椅子に隠された秘密を探し回る話。

第一話ということで、旅人の象徴的な推理ショーお披露目会。
人には見えないもの、「愛」を視るとはどういうことか的な。

登場人物が知り得ない過去回想交えての展開で、
随分ロマンティック度が増しますが、この話が特別扱いで、
他の話はそこまででもないという。通読後の騙された!感があります。

●探し物はなんですか?
どこかに落とした、思い出の詰まったキーホルダーを巡るお話。

シリーズのヒロインさん、陽子先生と旅人さんとの出会い話ですな。
キーホルダーそのものはともかく、その思い出のお話というか。

最初の話を読んだあとなので、陽子先生も通りすがりの一人かと思っていましたが、
今後の重要人物ですよ。思い出がはっきりする度にあれあれ……あれ?
しかもこれは、旅人さんもまんざらじゃない感じ……?

いきなりテイちゃん負けてんよ! 残念!
では、私がもらっていきますね。とはまだ言いません。

●景色の神秘
心象風景を写した写真の場所を探すお話。

旅人さんの周りの人物、ユキジさんやっぱりいい人だなー、なお話です。
この話の顛末で大体どういう役回りか分かる感じ。
あと陽子先生の役回りもほぼ決定っていう。

この話では推理も何もという感じですが、旅人さんの「目」について、
推理力の補完設定ってだけじゃないんだな……と、納得。

●地中の詩
タイムカプセルはどこいったなお話。
陽子さんが深みにはまります。いろんな意味で。

タイムカプセルの事と、防空壕での事もかけてるんだなぁ、タイトル。
って、今気付きました。タイトルあんまり気にしてなかった…。

探し物はなんですか? に続いて、旅人さんが露骨に暗躍してますが、
一体何がどうなってんのかは今後の引きということで。

それでは、また。

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