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電撃文庫MAGAZINE文庫『サンタクロースを見た』

去年の12月売り電撃文庫MAGAZINEの付録。
電撃作家5人によるあるクリスマスイブのお話。

電撃文庫マガジンとか、1年分くらい積んだままで、
何の言い訳も出来ない感じなんですが、今回季節モノってことで。

クリスマスイブに賑わう街が舞台で、出だしを『サンタクロースを見た』にして、
『小学生』『魔法』『ツンデレ』『ゲーム』『たらこ』を作中に使うというお題。

なんだこの5つのワードは…? と思ったら、
コラボ作家陣に馴染み深い言葉ってことなんですかね。

●恋愛と幼女の分岐点
蒼山サグさんがまずは掴みということで。

クリスマスイブの日、友人らと遊ぶために出かけたら、
一人寂しそうな小学生を見かけて、そっちと一緒に遊ぶ話。

途中までは、あれ…サグさん普通に良い話なのか…?
とか思っていましたが、やはり小学生が出てからが本領発揮だなと。

安心の幼女デレな展開ではありますが、節度を守った感じで纏めてるあたり、
かのロウきゅーぶとは違うのだよ、という印象。気のせいかもしれませんが。
しかし…友人らの心の狭さにはびっくりだ!
これでロリレッテルはきついだろう…。

あと、サグさんは聖アンドレに謝るべき。

●とある童貞のクリスマスイブ
続いて沖田雅さん。

脱童貞を目指すリア充一歩手前さんが彼女をデートにエスコートする話。

この本の中で、間違いなく一番にお下品なお話。
ロマンチックを全て捨て去った潔さ。敬意を表さない!

主人公くん、焦る気持ちは分からんでもないが残念すぎる。
ほとばしる童貞力がとてもヤバイです。
彼女ちゃんホント可哀想……。

と、思っていたのですが、あとがきを読んで、
彼女ちゃんの恐るべき心のうちを察すると、かなり見方が変わって……。

●ワルキューレの奇行
そしてラブコメといったらの竹宮ゆゆこさん。

ガチレズな女の子が思いを寄せる先輩と街をふらふらする話。

コメディっていうか……とても、ドロドロです……!
キャッキャウフフなお話じゃないっ!?

どうしてこうなったとあとがきで書いてますが、ホントどうしてだ。
他の作家陣もそうですが、このラブラブなお題に対する、
負の想念が垣間見えて本当に楽しいです。コラボいいね!

そして「たらこ」に対する思い入れからか、すごく頑張ってました。
他の人はたらスパとかなのに。さすがたらこクイーン。

●クリスマスM&A
イチャイチャはすれどもラブコメにはならないでお馴染みの土橋真二郎さん。

今までの数ある事件(?)の裏で巻き起こっていた、
とある街ぐるみのゲームなお話。

仮想通貨で街中の物件株式を売買し、
株式介入やら売り抜けやらで資産価値を高め、優勝を目指すという。
なんで秘密裏なの…と思わなくもないですが、まぁ、こまけぇ事はいいんです。

ゲーム自体は、ルールを見定めて調子に乗ったところで暴走を始めてアウト、
っていういつもの土橋さんという感じの展開。

しかし、いつもの土橋さんらしかぬ事に、
なんとオチがちゃんとラブコメになっているという。
え、ちょ、ヒロインちゃん可愛いこと言ってる! なにそれ良い話!

なんだ、土橋さんもこういうのちゃんと書けるんじゃん…。

●勇者の帰還
トリは志村一矢さん。やはり年の功?

他の人の作中でしばしば出てきたクリスマスイブに消えた女の子の話。

どう考えてもファンタジーで解決するしかないだろうなって感じで、
タイトルからしてもそんな感じなので違和感はないですが、
思いっきりご都合なファンタジーです。

もうちょっと物悲しい感じを想像していただけに、
何事も無くオチた感じでしたが、これはこれで。

しかしこれ、勇者が男だったら正装どうなるんだろうね…。

それでは、また。


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4月、それは――××××

電撃“にせ”ん!!

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