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ファミ通文庫『3分間のボーイ・ミーツ・ガール』

ファミ通Onlineのテーマ企画、各作家によるショートストーリーズ。

3分間という時間制限から連想されるいろいろなシチュエーションでの、
出会いの物語。

基本はラブストーリーですけどね!

●彼女は俺が皆既日食を見逃したことをまだ知らない
Tivさんの口絵。
見逃しちゃう気持ちは分かるが、3分間ずっとこうだったのか!?
と思わなくもない。

●3min.30cm
田口仙年堂さんのお話。
3分間の曲を片イヤホンで聞くお話。
男子学生動揺し過ぎだが、それでいい。

イヤホン片っぽ貸して…何と言う浪漫の詰まった口実……。
特に最後の「もう一回」が最高に素敵です!

●詰め込み教育の弊害と教室の片隅に彼女
日日日さんのお話。
3分間でリセットされる知識でもって期末テストなお話。

詰め込み過ぎだよどんだけだよ……という大きなツッコミを超えれば、
あとは割と普通にイチャイチャしてるだけ……と思ったら、
「ミナカワ」さんのお目当てはお姉様だったですか…。食えない人だ…。

●ガチで人生が決まる面接に行ってくる
庵田定夏さんのお話。
面接の最初の三分間を乗り切ろうとするガチガチな学生さんのお話。

一人でいるとどうにもならないけど、他の人を見てると、
なんだかマシになってくること、ありますよね。
女の子のガチガチトークが可愛くて可愛くて。
こんなの聞いたら男の子、奮起せずにいられないその気持ち! わかります。

●ねこなぶり
嬉野秋彦さんのお話。
踏みきり待ちの3分間ですれ違う憧れのあの人にフラグを立てるお話。

ねこがまさかの大活躍!?
といっても、猫可愛いですね、触らせて下さいみたいな話ではなく。
「届け、俺の想い!」じゃねえよww お姉さんめっちゃ正論。
ここでボーイはともかくガー……ル? っていうツッコミをすると、
フラグ折れちゃいますかね。

●三分間の神様
榊一郎さんのお話。
毎夜3分間だけかかってくる電話で異世界のあの娘とお喋りするお話。

お勉強しても何に使うか分かんないとつまんないですよね。
それを農業やら兵法やらで活用してくのが、ベテランらしい優しさ?
しかし、声だけでピンと来る最後は、
一歩間違えると天然ちゃんでは済まないヤバさを感じてしまう…。

●七年前のマリッジリング
本田誠さんのお話。
3分間だけのタイムトラベル・エージェント能力で結果オーライ! なお話。

タイムトラベルを絡めた召喚能力…。完全に円環してますな。
一旦振られるあたりにひねくれっぷりを感じる。
俺っ娘だったのは俺っ娘にしたかっただけかな?

●お湯を注いで
櫂末高彰さんのお話。
カップラーメンを作る3分間だけ現れるラーメンの精のお話。

どんだけお腹空いてたんですか! 妄想たくましすぎる……。
24時間のカップ麺とか良い事言ったつもりでしょうが、
精霊ちゃんの言うとおりですよ!

●こっちにおいで、子猫ちゃん。
野村美月さんのお話。
遅刻ばかりなので3分早く家を出たら女の子に出会ったお話。

猫に触ろうとしてしょんぼりな女の子は可愛い。惚れるのも仕方ない。
でもその後のアプローチがテキトーすぎやしませんか、少年よ!?

っていうかこれ強引の域を超えて脅迫になってません…?

●ネオンテトラのジレンマ
綾里けいしさんのお話。
レンジでシチューを温める3分間で、犯人はお前だ! するお話。

殺されたの食べられたいのと、いったいどこに話が向かっているんだ…?
違うの? 違わないの?
と思ったら、すごい所に着地しました。それでもこれはコイバナなの…?

●5400万キロメートル彼方のツグミ
庄司卓さんのお話。
小惑星探査AIと片道3分の交信をするお話。

完全にはやぶさネタです。
擬人化をAIと置き換えて、普通にSFになってます。
頑張って出世して、さらに宇宙飛行士ってのが年齢的に可能なのかアレですが、
イイハナシダナー。

●先輩にリモコンを向けてみた
前書きさんのお話。pixivコンテストの方で大賞だったそうで。
先輩のオデコに3分のカウントダウンが出てきてさあ大変なお話。

ロボはいいけど、オーナー登録が作為的すぎるw
むしろこういう状況にしたかったのではないだろうか、というくらい。
アンケート取るってことは、これどこかに送るんでしょう?
研究者とこの後輩君とのバトルが勃発するのかどうか。

●トキとロボット
羽根川牧人さんのお話。pixivコンテスト優秀賞。
フル充電しても3分しか動けなくなったロボットさんのお話。

さり気に……でもないですが、背景が黒すぎる……。
ロボットが突然反旗を翻して人間狩り。
そのロボットの中のイレギュラーさんが人間を育てるとかヒネてんなぁ。
裏切られた存在で、天敵で、育ての親で、友人だか恋人だかで。うわぁ。

●ロイヤルコーポあさひの真実
竹岡葉月さんのお話。
大学から徒歩三分の距離に部屋を構えた故に、どんちゃん騒ぎされるお話。

どんちゃん騒ぎの後、コタツの下に残っていた謎の美少女。
一緒に騒いだような騒がないような、もっと前にどこかで会ったような……
と記憶を探るうちに、仲良くなって。

一言でいうなら、イリーガルユースオブハンズ。これです。
顔はともかく、体も好みとか……アウトだよなぁ。清く正しく行きましょう。

●QとK
築地俊彦さんのお話。
3分間だけ封印がとける異能力で脱獄するお話。

児童能力者だけが集められた監獄という暗い舞台で、
冤罪だから脱獄してやんよ! と、前向き(?)なお話なのかと思ったら、
完全に真っ黒でした。Qェ……。

●3分間のABCD……
はせがわみやびさんのお話。
3分間一緒に美術品を見ていたはずの人が消え、そして美術品が壊れていて、
犯人は僕!? なお話。

お日様を避け、いつの間にか消えてた時点で吸血鬼か―ってのは分かりますが、
答え合わせとしては、なんだかややこしい設定でしたな。
犯人しょっぱすぎんだろ…。でもって、ボインボインあざとい……。

●杉宮遥は男前っ!
新木伸さんのお話。
3分間の逃亡劇に手を貸した彼女が、あいつだった話。

なんかまぁ、バレバレではあるのでアクションなどで3章分けしてるのが、
どうにも冗長に思えたんですが、最後の選択が非常にグサッときました。

きゅ、究極の選択だ…。エロゲの最後の選択肢見たいな感じだ。

●call
佐々原史緒さんのお話。
卒業後別れちゃった彼女に会いに行ったは良いが、
道に迷って公衆電話で3分間だけの邂逅なお話。

テレカおんりーの公衆電話とか、10円玉いっこで1分とか。
若い世代の人には通じないんじゃないのこのネタ……。

かなりのウジウジ君みたいだったので、電話してなんとかなるか微妙でしたが、
上手く行ってることを祈って締めってことで。

●彼女に関する傾向と対策
田尾典丈さんのお話。
憧れの(ちょっとイロモノの)あの人に告白したら、始まった3分間の面接なお話。

自己紹介、志望理由、今後どうしたいか、そしてフリーアピール。
おお、告白にも学校や会社の面接で聞かれることそのまま通じるんだな…。

このへんちくりんな面接が照れ隠しだったってのが、
非常にふおおおおおお! という感じでした。

●三分間のボーイ・ミーツ・ガール
井上堅二さんのお話。
あれ? 表題作? でも、アラビア数字と漢数字だし…なお話。

窓を挟んだ幼馴染み同士がいちゃいちゃしてるネタそのものは、
それはそれで面白かったです。こういうのでいいよ? こういうので。

ただ、これじゃ満足できなかったんでしょうね。
オチがあります。これオトさないと駄目だった? ホントに?

それでは、また。


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