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ファミ通文庫『“葵” ヒカルが地球にいたころ…… 1』

“文学少女”がひと段落したので、新シリーズな野村美月先生。

あー、いや。“文学少女”短編集とか半熟作家まだ読めてないので、
なんだか微妙な心持ちですが、最新刊読みたかったんだよ!

ってか、追想画廊2巻も出てるのね…。近くの本屋あるかしら…。

告白を目前にして死んでしまった皇子ヒカルの代わりに、
大事な女の子に最後のプレゼントを渡してほしいと頼まれたヤンキー君の女難な話。

いろんな需要を満たす様々な人間ドラマを内包しつつも、
すっきりきっぱりな「お別れ」のお話ってことで、実に巧い物語でした。
いやー、1巻から飛ばしてやがる…!

前提として「死んだ人間の代理告白」とか、
うまく行っても行かなくても、めっちゃドロドロしそうなものなのに。

とりあえず、カプで話をするべきか? と思うので。

ヒカル×是光は、そのまんまそういうのを狙ってんのかと思いきや、
意外にも良い友情話でありました。
二人とも方向は違えど、友情に飢えていたという共通項が良い雰囲気。
これでヒカルが死んで無かったら、それこそ女性向けな展開ですけどね!

是光×葵は、是光がヒカルの代わりで、ヒカルは是光にしか見えないという事で、
葵がヒカルになびくのか、うっかり是光になびくのかとハラハラでした。
葵の恐ろしく高い心の壁の反動がどこに行くのかは、
最後の最後までおっかなびっくりでしたけど、ドンピシャな所に落ち着いて、
おおお、という感じ。
是光もお前ホントに男か? と思うほど邪念がないので、
ホントにこれで終わりなんだなぁ、と素直に思える。ぐっどです。

ヒカル×葵となると、片方が終わってしまっているがゆえに、
うまくいって良かったのかどうなのかという所ですが、まぁ、大丈夫でしょ。
とはいえ、ヒカルそれはねえよ…という感じではあるが。
好きな子ほどいじめちゃう、の亜種みたいなもんかね。

是光×帆夏、これがかなり私の中ではツボに入った。
タイトル通りお話としては、ヒカルと葵のお話だけに、
この二人、というか帆夏とかぶっちゃけ、要らない子なわけで。
ただ、是光の報われなさを報いるという非常に重要な役目だと気付いたら、
もー! 可愛いのなんの!
読んでる最中もずっと可愛かったですけど、読了後になお可愛く思えるのです。
いや、なんだか“ななせ”なポジションにも思えるのは、
気付かなかった事にしますが。あねご肌キャラで被ってるだけだよね? ね?

朝ちゃんこと朝衣会長と、突然のきょにう担当、報道部の近江さん。
これは、なんだか良く分かんないままになっちゃいましたが、
2巻以降に、カプが分かるのかな?
朝ちゃんなんだか薄幸な匂いがするけれど……。
近江さんは完全にダークホース。きょにうは言いたかっただけのような気も。

それでは、また。


関連

“文学少女”見習いの、卒業。

“文学少女”と恋する挿話集 2

“文学少女”と神に臨む作家 下

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