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電撃文庫『ヴィークルエンド』

世界観設定にクセがあって、当たり外れが大きい理系作家。
みたいな位置づけになりつつあるうえお久光先生。

「大人が分からない子供の世界」が、なかなか面白げで、
いつも買っちゃう。わくわく。

今回も紫のクオリア同様、なかなか濃ゆい設定を作りつつも単巻完結。

全ての子供が何かしら欠陥を抱えている世界で、
感情を「サプリ」によって補完している子供たちが見つけた新しい価値観のお話。

感情が高ぶると、何の感情か判別付かずただ「熱」として感じるとか、
「味」や「重力」や「感情」といったものを「視て」しまったり。

超能力ではなく、超感覚な能力を生まれつきもっているが、
感情のコントロールが効かず、暴走してしまったり、
逆に全く何も感じなかったりする子供達。

そんなよく分からない「感情」って何だろうをテーマに、
ちゃっかり青春してんなー、っていう話。

なんでそんな障害が全世界的に? という所こそブラックボックスにしているけど、
実際、そんな事になったら本当にこういう世界になりそう!
と思えるほど、現実感のあるお話ですごかった。

特徴的な長解説で誤魔化されて、最初のウチは普通にSFって感じだけど、
よく分からない感情=「熱血」あるいは「恋愛」という事に気付いてしまえば、
実に素直な青春モノでしたというギミックが良かったですな。

つまりは、とても面白かったです! ということで。

まぁ、長解説が合わない人もいそうだけど…。
ノリでいろんなモノを誤魔化されているけれど、そこは見たい所だけ見るって事で。

いや、カナミが何気に二股という所は見過ごせませんが。
キリに手を出す前にさっさともげろ! と言いたい。

キャラの関係性やら、「ヴィークル」やらと、割とまだ多くを語れそうだけど、
これで完結って書いてあるからには終わりなんだろうな…。

いや、これを原作に他で発展するという可能性もなくはないか!?
と、淡い期待を胸にしつつ。

それでは、また。


関連

紫色のクオリア

シフト 3

シフト 2

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