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電撃文庫『煉獄姫 1』

藤原祐さんの新シリーズ。
ってか、『@HOME』と2シリーズ平行になるのかな?

デビューから続いていた椋本さんとのタッグも一旦解消で、
心機一転のファンタジーモノ。

隣り合う世界である煉獄の扉を開けて、
その毒気から万物を創造する煉術によって産業革命を成した世界。

そんな世界で煉獄の扉を体内に宿す事で強大な煉術を使える代わり、
その毒気によって誰とも触れ合う事の出来ないお姫様と、それに仕える騎士のお話。

ファンタジーといいつつも、旧教や新教があったり、
市民革命やら産業革命があったりで、割とヨーロッパな世界観まんま。

そこに魔法要素を入れてみて、ifものの世界史。

「煉術による産業革命」
とか「旧教と新教の対立」とか、
うまく魔法要素が溶け込んでて素敵な世界になってます。

藤原さんなんで、もちろん薄暗いですけども。
今までの作品だとルナムンに近いですね。

そんな世界で、表紙の妖艶な姫様が暴虐の限りを尽くすのかと思いきや、
姫様の精神年齢が割と低めだったから、良いカウンターをもらっちまいましたよ。

序章を読んで「ワイン飲みます!」と嬉々として答えを返した人は、
もーちょっと読んでみましょう。

藤原さんなのでどんどこ陰鬱な雰囲気になっていきますが、
藤原さんにしては、割と大人しい感じで終わったような気がします、この1巻。

よく考えるとアルトとフォグ以外で生き残ってる人ほとんどいないのに、
なんでだろう、これで大人しいと思えるのか。
傷口抉ったり、死者に鞭うったりしてないからかな。

アルト、先にも書きましたが意外に素直で良い子でした。
設定はともかく性格はそんなに理不尽じゃないというか、
むしろデレデレですよ。この姫様。

設定の理不尽さは、便利に使われてる感じで今はまだあんまり悲壮じゃないかも。
ここまで最強っぷりな特異体質なのに、「この国で三本の指に入る」程度ってのが、
まだまだ油断はできないな、という感じですが。

フォグ君は割とまともな主人公かと思ったが、
姫様視点やメイドさん視点で見ると、ただの大人ぶった子供に見える不思議!
なんだかんだで、中二病に罹った主人公ってことですね。
いつも通り。だがそれが良い。

特異体質に関しては、またまた便利に使われそうでどうかなぁ、という感じ。
一人一芸でバトルってだけだと、埋もれちゃう気がする。

ということで、2巻は年内では無かったけどそのうちに。

それでは、また。


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