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角川スニーカー文庫『サクラダリセット 3』

なんだか漫画化されるらしいですよ?

「リセット」の能力でいろんな問題を解決する中学生の話、
というと、なんだかジャンルが全く違うような気がするけど、
確かにそう紹介するしかない青春学園モノ。

3巻は馴れ初め回想話。

浅井ケイがどうして咲良田に来たのか。
相麻菫に出会い、春埼美空に出会い、
春埼美空の信頼を得て、相麻菫が死ぬまでのお話。

ついに出てくる、生きている時の「野良猫のような子」が、
割と今とあんまり変わらないケイと春埼の間でじゃれつくような、
そんな話かと思いきや、全然そんなこともなく。

誰にも何の興味も持たない(ように見える)ケイと春埼の二人が仲良くなって、
それを見守る相麻さんが一番うまく感情を隠してて大勝利!
という感じだった。

みんながみんな「羊の皮を被った羊」だもんで、実に切ない。

ケイが「リセット能力を手に入れる」と息巻いて、
ものすごく中二臭いなぁ。青春だなぁ。などと思っていたけれど、
この「羊の皮を被った羊」の話で、認識間違えていた事に気付いた。
適切な例え過ぎて、すごい。

でも、自信満々に「信頼を得てみせる」と言いつつも、
それほどアクティブに動いてないのは、小学生かよ! と突っ込みたい。

春埼はとにもかくにも5歳の時の春埼が可愛すぎて鼻血出そうだった。
クラカワマリなんか目じゃなかった。やばい。これはやばい。

「自分を特別視する」というフィルターの話が面白かった。
世の中にあるいろんな不幸、“自分は特別だから”それらには見舞われない。
そうでなくては理解できないか。なるほど。

でも、よく考えたら、中学高校のとき倫理の授業でやったかも?
導く結論は違えど、自己同一性の話よね。

そして相麻さんは、回想的な話なのに相麻さんの主観が入って、
ものすごくズルイと思った。
もっと我が侭で奔放なんだと思っていたのに、全然慎ましやかで意外。
「アンドロイド・ガール」という言葉が胸に痛い。

最後に「声が届いたかどうか?」という事になっているけれど、
これってそもそも智樹の能力がどういう事なの? って話になっちゃうんじゃ。

智樹の「誰に声を届けるか?」がどうやって決まるかというか。
顔を知っている必要があるだけが条件みたいだけど、
たとえば双子のAさんBさんを智樹にBさんAさんと入れ子で紹介して、
そのあとAさんに声を届けて欲しいとお願いしたら、どっちに届くのか。

「能力は望めば使える」という本質の沿えば、
智樹の主観でそう認識されている人に届くと思うんだが。つまりBさん。

でも、5分後に届くように能力使ったその後「ここでネタばらし」と、
AさんBさんを紹介しなおしたらどうなるんだ? わけ分かんなくなってきた…。

こまけぇことはいいんだよ!

相麻さんは相麻さんなんだよ! 三角関係再びなんだよ! 4巻に期待なんだよ!

それでは、また。


関連

サクラダリセット 2

サクラダリセット 1

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