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角川スニーカー文庫『サクラダリセット 2』

随分、間が空いていたため単巻モノだと思っていたら、
忘れたころに2巻ですよこれ。

帯の煽りも乙一絶賛から、書店員大絶賛に変わって、
表紙も見事に晴れやかになって、起承転結の承な2巻です。

誰もが何かの能力を持っていて、
しかし「管理局」によって皆が静かに暮らしている街、咲良田市。

「管理局」によって幽閉されている「魔女」から呼び出しを受けたり、
能力を封印されてしまったお爺さんから呼び出しを受けたり、
ちょっとはっちゃけ気味の後輩ちゃんから呼び出しを受けたりするお話。

お話と能力と、なかなか絶妙なバランスで良い感じ。
最初の方こそ1巻読んでないと何が何だか分からないと、
復習してから読んでなんとかついていった訳ですが、
最後のオチ的には1巻全然知らなくても平気だったかもしれない。

リセットをして能力によって物語が動き始めてからは、あっという間。
今、何回目の何日? と、時間軸の整理は必要ですけど。

リセット能力すげーっす。
二年前のケイがちょっとワルを気取っちゃうのも分かる。

お話としては、じーちゃんとばーちゃんのコイバナと、
後輩ちゃんの鬱屈したコイバナ(?)があり、
主人公ケイと春埼のはっきりしない関係があり。

途中までは佐々野さんがあんまり動かないこともあり、
なんだかどうでもよかった魔女さんのお話だけど、最後が見事だった。
恋に落ちたのだと、ただそれだけだったのだと、収束点分かっていただけに、
これはやっぱり魅せ方がうまいんだろうなぁ。

後輩ちゃんは逆に最後が尻すぼみで出てこなくなっちゃったので、あれれー?
ワルぶってた頃のケイを信奉し、今の枯れたケイに敵対心燃やして、
途中まで、それはもうカッコ良かったのだけど。
能力については5秒って結構長いから、そんなに使い勝手良くないと思うけど、
そこは悪役補正というか、ロマン補正ですよね。分かります。

春埼も今巻は、あとがきよろしく「もしかしてなんにも考えてないんじゃないか」
という感じだったので、パンチが弱かったです。
手をつないだのは、ケイの功績だしなー。

表紙の春埼が全盛期ですな。
私の絵師さん心酔補正なのかもしれませんが、今巻の表紙すごかった。
でも、口絵も見て思ったのは、やっぱり椎名優さんの絵だと青系のが好きだわ。

とはいえ、どうも春埼がこのまま幸せになる話では無さそうなので、
シリーズの終着点はかなり気になる引きでした。

えー、それで…野ノ尾さんが出てこないのはどういう事なのか。
ってか、すっかりケイと春埼のお母さん的ポジションなのはどういう事なのか。

困って弱ってる時に、「ちょっと甘えに行こうかな」とか考えられてる訳ですよ。
出てこないにも関わらず、野ノ尾さんパネェ! と叫んでしまった。
ってか、出してよ!
ザスニ買っておけば良かった…。短編集出るかな…。

それでは、また。


関連

サクラダリセット 1

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