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MF文庫J『Xの魔王 2』

とんでもびっくり作家、伊都工平氏の贈る、
魔王と勇者と王女様の、トライアングルファンタジー。

嫉妬とかラブコメとか、そんなレベルの話じゃないけど、
確かにそうとしか言いようがない。

よくぞ2巻出てくれた!

剣も魔法も、魔王も魔物も天空人も、王女も勇者も出てくるけど、
上位存在も古代文明も天球議会まで出てくる…。

ファンタジーでSFチックでラブコメで、凄絶に入り混じった何か。
これは……何? な作品。

前巻の引きで、とんでもねー爆弾を抱えつつつも、
王国再建しようとしてる。魔王と勇者。
でもそこへ天空人に入れ知恵された、反乱分子がハッスル転覆騒ぎな話。

姫さま視点をかなぐり捨てて、魔王と勇者視点になり、
反乱分子のボス、クラテールまでが入り込んできて、
誰が誰の事を想っているのか? という「最悪の三角関係」が見えてくるという。

あとがきに書いているような「世界の仕組み」やら、
件の各キャラクター達の個人的な「どうしようもない想い」やら、
そういうシリアスストーリーなのは確かなのに、
でも、ふと気が付くと「なの」を語尾に喫茶店で接客してたり、
体液交換してビクビクッとしてたり、魔王が13秒間だけ13歳になってたり。

どうしてこうなった……!

と、この一言に集約される。

シリアスが先か、コメディが先かっていう、このスパイラル感がたまんない。
とんでもねー話を読んでいるのか、とんでもねーバカ話を読んでいるのか。

いやはや、まったくこの先が楽しみで仕方ない。

どこも見逃せない感じで一部を語るのが難しいけど、
魔王の素直になれないっぷりと、勇者がいろいろ吹っ切るところ。
クラテールもやっぱり素直な時が良いですな。

魔王はすっかり主人公なんだけど、
どうにもこうにも抱え過ぎてて、考えが読めない。
最終巻まで引っ張られて、それでも明かされるか分からない部分なので、
ここはもう、デレデレなんだという事にしました。私の中ではな!

勇者もすっかりいじられキャラで、迂闊そのものですが、
ピンチに駆けつける様がババーン! と………カッコつかねぇなー…。
いじられてる時も大概ですが、このカッコいい場面での締まらなさ。
この姿なのは、何かしら理屈が後から付くんだと思うんですが、
どんなバカな言い訳をするのか、わくわく。

クラテールは、半日店長で骨抜きにされて、すっかり扱いが分からなくなり、
素直になったり強がったり、どれが死亡フラグなのかと、戦々恐々。
最後の最後まで分からなかったので、実に疲れた…。

お話的には国家統一がなったので次は外国、という路線と、
ⅥとⅤがなにやらカルセ王女を狙ってるって話とを引きにしてましたが、
そんなことより、天球議会ってどういうことなの!?

他の作品のメタ存在繋がってる…?
俄然テンション上がって来た!

それでは、また。


関連

Xの魔王 1

さくらら!

モノケロスの魔杖は穿つ 4

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