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一迅社文庫『円環のパラダイム 1』

瀬尾つかささんの新シリーズ。
富士見ファンタジアと一迅社とで掛け持ち作家になったですね。

サクサクと人が死んでいくような世界での、しかし学園物。
『クジラのソラ』や『白夢』をさらにシビアにした感じ。

突如、地球が無数の「欠片」となり、
異世界に住む異種族との抗争に巻き込まれ1%ほどにまで衰退した世界。

半年を生き延びた“学校”と呼ばれる「欠片」と、
そこに辿り着いた2人の少年少女のお話。

「誰かと仲良くなった」が罠となるような、疑心暗鬼の物語で、
これまでの瀬尾さんと違う! とか思っていたのですが、
よくよく読んでみると、そんなに違わないのかも。

舞台は現代の延長なのに、洒落にならないモンスターが出てくるのも、
それに立ち向かうのが学生なのも、うっかり退場者も出るのも、
今までのシリーズであった事。
今回はそれがちょっと早かったくらいか。

そう思ったら、なんだか瀬尾さんホントこういうの好きなんだなー、
と、惚れ込みっぷりに拍車がかかりますな。

という訳で、見所は全体的には誰が味方で誰が敵なのかの、作者との読みあい。
部分的には、主人公、玖朗君のハーレムっぷりですか。

読みあいに関しては、今までよりシビアという点を知っていると、
そんなに難しくないような気もしてきました。
円環族とかのぶったまげ異種族にどんなのが出てくるのかとか、
今後はそっちを考えたほうがいいのかもしれません。

ハーレムっぷりは、いわゆるヘタレ主人公を生暖かく見守るタイプで。
ユカさんがなんだかんだでダイレクトアタックだったのがかなり意外でした。
あれで本命ユカさんが独走なのかと思いきや、
最後の最後で分からなくなってくるというのも意外でした。
妹ちゃんも諦めムードなのか、まだ来るのかはっきりしてください。

殺伐とするのは良いですが、エグいのはなるべく無い方向でお願いしたいよー。

それでは、また。


関連

白夢(スノーミスト) 1

クジラのソラ 4

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