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富士見書房『騎士は恋情の血を流す』

久方ぶりの富士見での上遠野作品。
ソフトカバー単行本ってのも、富士見ではちょっと珍しい?

今は亡き富士ミスの看板作品だったような、そうでもないような?
あの『しずるさんシリーズ』が帰ってきた!

…と思って、読んでみたらブギーポップだった件。

ちょぉぉぉおおおおおおおおおおおいいい!?

いや、MPLSにありがちないかにも厨二な人と、
裏に統和機構が付いてそうないかにも人造人間っぽい人が、
周りの一般人を隠れ蓑にしながら腹の探りあい。

あれ、しずるさん…よーちゃん…どこ…?

なんてがっかりしつつ、でもこれはこれで上遠野ワールドどっぷりな訳で。
このちょっと淡白な哲学入った感じ、そしてそのテンションで大事件にする展開。
すごい懐かしいし、とても楽しい。

ちょっとこのMPLSさん頭良すぎじゃね? どんだけ先回りしてるんだ。
ちょっとこの人造人間さん死亡フラグ出しすぎじゃね? ほら、やられたー…。

…でも、だからこそ厨二スメルがむんむんで楽しいのですわ。

極端に凝った文章と言うわけでも、凝った設定でもないのに、悔しいっ…!

凝った文章ではないはずだけど、しかし、こんな異能力バトル設定のまま、
物語としてはしっかり「恋物語」として成り立つのは、毎度の事だけど見蕩れる。

なんだかもうよく覚えてないけど、知った名前も出てくるし、
そうね、これが上遠野ワールドだった。これが上遠野ワールドなんだった。
予想は外れたけど、期待外れでは無かったということだな。
椋本夏夜さんのイラストも見れたしな。

………って感想を考えていた。
あと数十ページだ、このまま終わりかなって思っちゃったもんだから。

したらば。

お前がよーちゃんかよ!!!

という訳で、数十ページだけ『しずるさん』でした。
でも、その数十ページだけでも十分に『しずるさん』な所が、
本当にもうやられた…。

もともと、薄めの短編だったわけなので、しずるさん要素ってのは、
そんなにたくさんは必要無いんだろうな。

とはいえさすがにその数十ページだけで、事件解決だけじゃなくて、
よーちゃんとしずるさんのキャッキャウフフも十分、という訳ではなく。

出番の無い分「これで終わりか…」という気分も残りけり。

まぁ、でも上遠野さんは消えたりなんかしない。消える気が全くしない。
いつまでもこんな話を延々と書いて、上遠野ワールドがどんどん膨らます気がする。

忘れた頃にまたしずるさんが出るんだ、きっと。
今回の巳鏡巳さんとかもついでに忘れた頃に出てきそうだし…。

ところで、コールドメディシンさんって、どこに出てきた人だったかな…。
すごい思い出せそうなのに。思い出せそうなのに!

それでは、また。


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