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ファミ通文庫『“文学少女”と恋する挿話集 2』

本編完結したと思ったら、
まさかの“劇場”アニメ化と次巻はDVD付き限定版の発表。

って事で、ファミ通文庫期待の柱。
Web掲載の短編集2冊目。本編の裏で暗躍する森ちゃん&反町君のお話。

ななせのぶっきらぼうさ加減に隠された、本音日記もあるでよ!

本編のちょっとナーバス入ってる裏で、とにかくベタベタの恋愛青春話。

思い込みや勘違いなんかお手のモノ。相手の事を思っては奇行を繰り返し、
相手の前で自爆し、一人でぐんにょりしては次こそと頑張る姿。

いやもう堪りませんな!

そして、本編の回想録としても良い感じで。
あんな事あった、こんな事件だったと、本編を読んでたときの、
ドキドキ感を思い出しては、ほっこりさせられる。

実に良い裏話でした。

以下、個別に。

●森ちゃんのつぶやき
森ちゃんがななせに世話を焼き始める話。
森ちゃんの紹介文という感じで、サクッと導入編。

森ちゃん良い娘だよ!

●“文学少女”と愛を叫ぶ詩人(ハイネ)
道化の裏側。

恋する反町君奮闘記。

とにかく遠子先輩と出会った後の反町君の染まりっぷりが笑える。
Lv0~LvMAXのコピペかよw そこに共感しちゃうんだw

恋は盲目ってのは、こういう時に使ってもいいのかもしれない。

後はもう森ちゃんの勘違いっぷりが可愛くて仕方ないというか。
反町君にとっては迷惑な話だろうが、傍から見てるとニヨニヨがとまらない。

森ちゃんの名前は……まぁ、可愛いと思いますよ?
口語で使う分には特に問題ないような。書くと恥ずかしい気はしますが。

●“文学少女”の今日のおやつ ~『ロリータ』~
心葉と遠子先輩との日常の一コマ。心葉ロリコン疑惑編。

ロリコン疑惑については、「ふーん、へー」なんだけれども、
遠子先輩の『ロリータ』解説に目を光らせざるを得ない。
ナボコフの『ロリータ』って、そういう話です?

そして、さり気ない妹ちゃん無双に大爆笑。
小学生の頃はこんなだが、これが中学生、高校と育つと思うと、
なんだか心温まるものが。

●“文学少女”とキスを待てない詩人(バイロン)
愚者の裏側。

晴れてお付き合いする事になった反町君と森ちゃんのバカップルっぷりを見よ!
「手をつなぐ」からステップアップすべくがっ付く反町君と、
ちょっとビビッてる森ちゃん。ああああああ、もう!!!

反町君がブチ切れてプール呼び出しまでは、まぁ良いとしても、
最後のオチがもう酷いの何の。そりゃ母親と妹もドン引きするわ!

どーしてこーなった!! どーしてこーなった!?

●“文学少女”の今日のおやつ ~『飛ぶ教室』~
心葉と遠子先輩との日常の一コマ。心葉ホモ疑惑編。

芥川君との仲を疑われる辺り、時勢に乗った良いネタだね!
というか、芥川君が隙多すぎというか?

ただ、これに反応するななせが切な過ぎて酷い。
一方の遠子先輩は笑えるのになぁ。何を教える気なんだw
そして竹田ちゃん……恐ろしい娘っ!

取り上げられてるモノとニアミスで『エーミールと探偵たち』を、
小さい頃読んでた。

“文学少女”で取り上げられてる本の中で、教科書以外で読んでたのは、
これくらいじゃないかな…。

●ななせの恋日記
天使までひたすらツンツンツンツン……だったななせの、
心の中のデレっぷりを赤裸々にした日記。

これはヤバイ。ななせファンは失神しかねない。

本当にななせの不器用っぷり、酷いな!
どんだけ天邪鬼なのかと。どんだけパニックしてるのかと。
ここまで駄目駄目っぷりを出されたら、降参ですよ。

でもやっぱり、遠子先輩と絡んでる辺りが一番ほっこりするなぁ。

●“文学少女”と汚れちまった詩人(チューヤ)
巡礼者の裏側、かな?

ななせがどよーんと落ち込んで、森ちゃんがななせばかり気にするから、
反町君の彼氏度がガタ落ちで挽回しようと汚れちまう話。

森ちゃんと反町君のバカップルっぷりは、相変わらずなんだけど、
ななせの落ち込みっぷりとか、心葉の落ち込みっぷりが半端ない時期なので、
そっちが喚起されて、いろいろ思い出しちゃう。

さすがに森ちゃんの世話好きもお節介の域に達してて、
そこは逆に引かざるを得ない。
そこで心葉を攻めても、どうにもならないしな。

●“文学少女”の今日のおやつ ~『銀の匙』~
心葉と遠子先輩との日常の一コマ。心葉マザコン疑惑編。

妹ちゃんのお弁当を間違えて持ってきたというだけで、マザコン疑惑とは。
しかし、その無理矢理さも森ちゃんのさり気ない心葉サーチと考えると、
実に微笑ましい。なんという策士!

そして肝心の心葉君もマザコンという言葉に喚起されて、
遠子先輩に「お母さん」を感じてしまうとか、それ明らかにマザコンや!

●“文学少女”と祝福する詩人(タゴール)
作家の裏側。

本編の最後の補完とともに、反町君&森ちゃんのお話としてもきっちり締めてて、
これが実に凄かった。ごちそうさま。

ななせの落ち込みっぷりをフォローする反町君カッコ良すぎる。
さすが反町君! 森ちゃんに出来ないことを平然とやってのけるッ!

そして、卒業する遠子先輩に対し「恋をしろよ! 文学少女!」のエールは、
本編終了の思い出補正もあるが、本当にゾクゾク来た。
反町君&森ちゃんのこの挿話が本編にガッチリ嵌ったという感じ。

●ななせの恋日記 特別編
ななせと心葉君とのデートの模様を赤裸々に(以下略

ななせの不器用っぷりもアレだが、心葉のプレイボーイっぷりがヤバイ!
まるっきり仮面の心葉君ですが、これは惚れる。

こうやって付き合ってるななせを見てると、それなりに微笑ましくもあるけど、
外伝の菜乃の方が、心葉と良い付き合いをしてる風で、えもいわれぬ気分に。

やっぱ心葉は慌てふためいてナンボ!

それでは、また。


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