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MF文庫J『Xの魔王』

伊都工平氏の新巻きたこれ! 半年ぶり…いやそれ以上か。

残念ながら『さくらら!』の続きではなかったですが、
そっちは気を長くして待つという事で。

新シリーズは「トライアングルファンタジー」と銘打って、
まーた、一筋縄ではいかないお話だこと…!

舞台は剣と魔法のファンタジーな異世界。

魔王を退治しに行き、魔王と共に消えたはずの勇者が、
反乱分子と結託しているとの情報を得た王女様が、勇者を探しに行く話。

…だと思ったのですが。

勇者が魔王だったとか、親友が恋してたとか、王様が悪者だったとか、
いろんな葛藤に悩む所までも、まぁ、予想の外だとしても想像の範囲内なんですが!

このオチは、このオチはなんだ!!!
どどど、どうしてこうなった!? というのが感想。

途中からどこに話が転ぶのか、すっかり煙にまかれた感じでして、
気になって夜も眠れなかったです。いや、寝ましたが。

この物語の複雑さと、シーンのテンションの乱高下は、
煙にまきたいのか紙幅が割けなかったのか微妙なところだと思いますが(MFだし)、
読み終わってみれば意外と良い味出してるような。
物語に「意外さ」を求める人にはお勧めしてみたい。

とりあえず序章はすごく王女様だったカルセが、
飛び出した途端に王女様キャラかなぐり捨て、
すっかり伊都工平なヒロインになってて惚れた!

が、故にこそあまりの報われなさ加減に「ああああ…!?」 ってなる。

魔王様は、何がしたいのか良く分からないのが徹頭徹尾な訳だけど、
上位存在で物語の外の人かと思ってたら主人公でびっくりした。
カルセと言い、魔王と言い、伊都工平氏チャレンジ過ぎる…。続巻に期待。
あと、猫に反応しすぎ。

勇者様は取ってつけたようなオプションがすっごい浮いてるけど、
普通にメインパーソンだったので、(裏をかかれなくて)良し。
この物語で唯一の良心という奴か。

マイダス王は悪い事しようとしてないだけに、何か可哀相な雰囲気になって、
しかしマイダス王を利用しようとしている的な存在が描かれなかったので、
結局、悪者にするのはこの人しか居ないという、どう反応すればよいやらな人。
しかし精霊ファウナが幼女なのは誰の趣味なんだろう。

とにかく最後が「あり得ん…、このまま終わりはあり得んよ……」なので、
激しく続巻希望。

それでは、また。


関連

さくらら!

モノケロスの魔杖は穿つ 4

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