富士見ミステリー文庫『ROOM NO.1301 3』
3巻は綾さんが痴漢にあって、千夜子ちゃんと海に行って、
いろいろあったのに、お姉さんが何もかも持って行っちゃう話。
ドラマCDでは上下巻になるほどの「るーむ」シリーズ最厚巻。
富士ミスだと350ページ超えるとずっしり来る。
全体的なお話の割合としては、千夜子ちゃんと彼氏彼女の関係になる、
ぎこちないけど普通の青春という部分が一番のテーマな気がするんですが、
綾さんの「変人だけど天才」な部分の冗談じゃない駄目な面が見えてきたり、
有馬さんも野郎との関係をこじらせた冗談じゃない部分が見せたり、
最後にホタルとの関係が完全に壊れてみたり。
イベント盛り沢山でワクワクというか、破滅への道程をまっしぐらというか。
千夜子ちゃんとか鍵原と対するのは普通に青春なだけに、
普通な青春がそれなりにヤキモキする展開なだけに、
変な人と尋常じゃないお付き合いしてる健一が、いよいよ堂に入ってきてるような。
常識人なのに非常識な矛盾が、シリーズの核として馴染んで来たというか。
今巻のドラマCDはさすがに2枚なので、あんまり削られてるシーンはないです。
ちょっとした間違い探しと言う感じ。
ただ、健一ののんびりぼんやり駄目男っぷりはぴったりなんだけど、
ホタルと対しているときの本気で怒ってる感じが出なくて……残念。
しかしあとがきのアレっぷりは毎度、頭悪いし(良い意味で)、
特別エピソードも本編補完なので必聴。
2年ぶりに聞いたわけだけど名塚さんと柚木さんと伊藤静香さんが巧い。
巧い上に、シナリオがアレなのでアレな声を出しているという、
もうすぐ出る「H+P―ひめぱら―」にも劣らない出来とは思います。
ひめぱらはテンプレでエ□いが、
ROOM NO.1301はシチュエーションがエ□い、とか言ってみれば良いのだろうか。
それでは、また。
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