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一迅社文庫『文芸部発マイソロジー』

タイトルと表紙がなんとなく地味目だからか、
その存在を意識してはいなかったのだけど、幾つか感想を見て決意。

スーパー中二タイム邪眼ノートと聞いちゃ黙ってられねぇ。

文芸部四人によるリレー創作神話で古今東西の神話混ぜこぜパロディ分と、
「世界を創る事」の責任重圧と、男1女4のハーレムラブコメと。
神話解説多めで、実は中二病あんまりアピールされてない。

想像以上に面白かったです。

盛り上がり要素としてはやっぱりラブコメってのが大きい。
中二やら神話やらに注目していたけど、普通にラブコメとして面白かった。

天然の女ったらし主人公ハーレムでテンプレな感は否めないけれど、
会話のテンポとネタが良くて終始テンション高かった。
こいつら本当にノリが良いな! というより外ない。
ハーレムが肯定気味なので、修羅場は期待出来無いが。

なーんて、ゲラゲラ笑っているところで唐突に、
天然女ったらしで誰にでも優しい主人公に対し、
「誰が好きでもなく、世界が好きなんだろう」という講釈は目からウロコ。
そんな言い訳しつつ、でも惹かれちゃう伊緒も可愛い。

神話パロディは日本神話と北欧神話とクトゥルフあたりが、
解説多めでネタになってて、ツボを刺激してくる。
私は冒頭の神さましりとりでやられた口。

それほど深い所に切り込んでる感じはしなかったけどモロに作者の独壇場で、
付いていけるか置いてかれるかで評価違ってきそう。

しかしヘルさんは実に良い悪役だった。

颯爽と現われては、超TUEEEを地で行き、まさかの触手プレイがあり、
やられては復活し、こっそりフラグを立て、最後まで挑発的。
エロい、強い、ふてぶてしいと三拍子揃っていて素晴らしい。
ビジュアルは某比那名居さんちのテンコちゃんにしか見えないけど。

神様の重圧というネタは、ネタにした割にはそれほど重くも無く。
途中経過で大事なシリアス部分を担ってて、
そこまでエグくすんのかと感心したのだけど、
最後でラブコメに負けた感じで、あれれー。
所詮はifだけど、良いのかそれは。

投げっぱなしのネタが多いけれど、これ続かないかなー。
お兄ちゃん捜索はどうでも良いけど、
雨宮さん登場は放っておけないと思うのだが。

それでは、また。


関連

みみっく!

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