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角川スニーカー文庫『サクラダリセット』

誰もが何かの能力を持ってる街、咲良田。

そこで繰り広げられる異能バトル……じゃなくて、
能力を使ってちょっと良いことをする程度の、穏やかのんびりサスペンス。
…サスペンス?

あ、はい、椎名優氏に釣られましたが、それがなにか?

しかし、乙一さんハマリ過ぎ。推薦文ドンだけ~。

ほとんど皆が能力持ちなので、超能力モノとも取れますし、
3日分リセットする能力が主軸なので、タイムリープモノとも取れますし、
正体不明の人物がいたり、正体不明のモノを追ったりのミステリともとれますが、
あくまで小道具であり、本質は学生がわがまま言って諌められるだけのお話。

子供のような大人のような、高校生という舞台を使った王道なテーマでした。

読んでて途中からお話の方向性を完全に見失っていたのですが、
とんでもなく回りくどいお話、って事だったのか。
そこに関して言えば、ちょっと風が合わなかったかも。

ただ、美空のデレっぷりと、野ノ尾さんの猫っぷりが楽しかったです。

美空は無感情の仮面を被りつつ、普通に恋する女の子するのがヤバイですな。
文中で普通に一人称振られて、心情が赤裸々になっちゃうあたりがもうね。

野ノ尾さんは猫が可愛いです。
あの能力はズルイ。猫にまつわる所からしてズルイが、寝るのもズルイ。
寝顔は反則です。メロメロです。

よくよく考えると、これはイラストに騙されたんだなぁ。
両者とも無感情キャラだと思ったら、
存外、感情が出て来てたり、掛け合い始めたり。

逆に明け透けな賑やかしキャラかと思ってた皆未さんも、
思いがけず何考えてるか分からなかったり。
こっちはゾクッとさせられてるんですが。

穏やかーな辺りがもうちょっと読みたかった。
というか決着をつけて欲しかった、のかも。

2年前の彼女さんの話は、これで終わりなのかしら?

蛇足ながら、諸々感想を見てたら能力云々で微妙に齟齬があるそうで。
言われてみれば、確かに変ですな。
あの「消す」能力は、奔放過ぎて難しいですよ。

それでは、また。

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