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電撃文庫『電波女と青春男 2』

電波は電波でも電波違いで、でもやっぱり入間人間節のお話。
すっぱりきっぱり単巻で綺麗に終わったかと思ったら2巻登場。

しかも、電撃文庫MAGAZINEに載ってる短編でもないという。

布団から脱出したエリオが、なにやらヤル気を出して社会復帰する話。
…だと聞いていたのですが。

実際は「ぎゃ―――」で始まり「わたし、四十歳になった」で終わる、
女々さんのお話という罠。

騙された。だが、ソレが良い。

テンプレである三十路ネタをちょっと捻った四十路ネタを女々さんでやる事で、
掴みはおっけー。

あとは若い者に任せてと真君視点で、エリオ、リューシさん、前川さんと
なんで青春ポイント減ってるの!? というくらいイチャイチャして、
視点変更でリューシさんの本音、前川さんの本音を明かしつつ。

と。

そこで、女々さんに戻ってきて、良いところを掻っ攫っていくと言う、
これで叔母さんがヒロインの一人じゃないとか、嘘だろ?

ホントにグルングルン振り回されるお話でした。
視点がブレて読みにくいという向きもあると思いますけど、
私としては実に良い目くらましとして感心したです。
そう来るとは思わなかった。すごかった。

今巻もまたあの入間人間がベタベタ甘々なラブコメだぜ! イェイ!
的な感想を書くとばかり思ってたので。

ま、ベタベタ甘々分も十分ではあるんですけど、
結論がまだ出てない内に、話逸らされてしまったので。
真君の結論はそのうちに出るのやら出ないのやら。
青春ポイントとか言ってる場合じゃ、もう無いんでは?

エリオは布団巻きじゃなくなったので、ちょっと内気な普通の美少女でした。
ツインテールに籠乗りに店番に、バカみたく可愛いです。
もうちょっとイトコに絡むとさらに良いです。

エリオの地域からの排斥というネタは、理屈は分かるが納得できないです。
奇行蛮行によって、更正の余地無しと判断されるのは、どーなのかな。
これも中が二次の美少女だから言えることなんですかね。さてさて。

リューシさんは何でこんなにベタ惚れてるんだろというくらい青春してました。
でも、もう一歩踏み込まないと!
と言いつつ、みーまーの影がちらついて、
もう一歩踏み込むと「包丁」なんではなかろうかと疑ってしまう。
それはないと、あとがきでは申しておりますがね。

前川さんはベタ惚れかと思ったら、意外とクール。
「前川」性が有効に働いているんだろうか。
惚れてはいるが拘らないという感じなのか。引っ張ると力負けするのか。
作中で言われてる通り、エリオとペアになるのも面白いんですけど。

あと今巻、なんとあのトーエが出てきまして。
前川さんの短編でも出て来てるんで初出ではないんですが、これではっきり。

ってか、トーエと言ってもみーまー『i』に出てくるはずの人だから、
単行本派の人には何のことやらなのか。

それでは、また。


関連

電波女と青春男 1

金髪女とチビ少年(電撃文庫MAGAZINE Vol.7 )

失恋女と家出少年(電撃文庫MAGAZINE Vol.6 )

4月、それは──寿命。『僕の小規模な奇跡』

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