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富士見ファンタジア文庫『本日の騎士ミロク 1』

剣と魔法のファンタジィを書くんじゃあ! と息巻いて、
田口仙年堂氏が富士見進出。

ガーゴイルが終わってからもモリモリ仕事してますなー。

「相当面白い自信作」という帯に、ワクワクしておりました。
田口仙年堂流“フツー?の騎士団”の物語。

王女様の演説を聞いて一目惚れ、
意気揚々と騎士団に入る剣バカのミロク。

しかし、配属された「赤目隊」は剣を支給されない型破りな部隊でしたとさ。

と、いきなり「フツー?」の定義を疑う設定ですが、
型破りな所が型通りというか、ま、そういう王道なのです。
ベテランの書く王道は超面白いと実感できるお話。

型破りな面々の筆頭、隊長のビスマルク。
表紙でハマキ咥えてたり、帯でニンジン咥えてたりする、
赤いオメメの……ウサギです。

どうしても渋い中年声が想像出来ない。
でも、渋いという設定だけで大体想像できる良い人柄なので、
つまり、カッコ良いのです。

次いで、清楚可憐かと思いきや、じゃじゃ馬なお姫様ジュジュ。
外面とじゃじゃ馬と、仮面を使い分けてみたり、
悟った顔をして見たり、まだまだ我慢が足りなかったり、
なんというチビッ子ヒロイン。期待が膨らみまくり。

この、ビスマルク隊長とジュジュはすごく田口仙年堂節を感じる。
ってか、じゃじゃ馬なジュジュはモロに某双葉ちゃんな気も。
じゃじゃ馬な仮面の下で、いろいろ考えちゃってるから双葉ちゃんそのものでは、
決して無いですけどね

あと、大食いのアーニィ、無口っ子のフェリサ、眼鏡学士なトーラットと、
バカなのが主人公だけという、優しい優しい面々が揃っている赤目隊。
いやされるー。

この面々でのんびり裏方仕事をしている前半と、
各人が本性を現して一騎当千と活躍する後半のギャップがなかなか凄い。

皆タダモノではないと予感させていたにせよ、
殺伐とした戦場で颯爽と活躍している姿は圧巻。

というか、主人公こそタダモノでないのが驚き。お前もか!?
ちょ、想像以上に強すぎる…!
藪をつついたら蛇じゃなくて竜が出ました感じ?

ただ、真面目に国と国との戦争で、
手加減せず相手兵士を千切っては投げ千切っては投げなので相当殺伐とはします。
苦手な人は駄目かもしれません。

それから、かなり場面転換が激しくなんだか紙芝居チックと感じました。
話が繋がってないとも言えるし、軽快に話が進むとも言える?

とりあえず2巻では世界地図をお願いします。
国名と地形を一覧出来無いと、ちょっと厳しい…!

それでは、また。


関連

御色町狂乱捕物日記(コラボアンソロジー1 狂乱家族日記)

天栗浜のガーゴイル(コラボアンソロジー2 “文学少女”はガーゴイルとバカの階段を昇る)

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