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スクウェア・エニックス・ノベルズ『犬憑きさん 上』

ガンガンONLINEで連載されていた小説、初単行本化です。
待ってました!

ガンガンONLINEの小説は面白そうだと、注目してたんですが、
あの閲覧ウィンドウ見辛過ぎる…。

お犬様を憑き従えた、健気で陽気な頑張る女の子のお話。
この満面笑顔な表紙は、のほほん系。

…だと、思ってたんですが、ちょーっと違う?

女子高を舞台にしたいじめやら、学生ヒエラルキーな話に、
オカルトを混ぜ込んでみた感じ。素で呪いで憑き物筋のお話でした。

しかし、呪いや憑き物のお話である割には、そこまでズドンと落ちもせず。

普通…というか、ベタ。
でも、すごい読み易くもあったので、かなり満足です。

●第一話 蠱毒
いじめ、というか、酷い目にあった女の子が、
せめてもの復讐にと選りにも選って蠱術を実行。

ムカデ、クモ、ネズミにトカゲなど、毒虫やら小動物を一つの器に放り込み、
最後の一匹になるまで争わせる“あの”蠱術です。

第一話にして、ドン引きのお話。
いろいろ助かりそうにないところまで行くので、ヒヤヒヤしました。

この話だとまだ、犬憑きさんは微妙に端役。

●第二話 管狐
管狐に憑かれた女の子が、犬憑きさんと仲良くなる話。

狐憑きで名前が真琴だと、某鍵作品を思い出さざるを得ないのですが、
それはまた別の話(文字通り)という事で。

憑き物の所為なのか、生まれもった性なのか、
厭世的というか、淡白というかな真琴さんの変遷が非常に可愛いです。

ついでに管狐のマークも、なかなか。
物の怪なので、単純に嫉妬なのかは微妙な所ですが。

とりあえず、最後の決闘は本作品屈指の名場面でしょう。
性的な意味で。

●第三話 反魂
変なお坊さんが現われて、その人も術者でなにやら事件を追いかけていて。

第二話のほんわかムードを一気にきな臭くさせまして、
「本編」のようなエピソードの始まり始まり。

反魂と言っても、禁術っぽいものではなく単に降霊という感じ。
オカルトな雰囲気も、一気に「催眠術かも…」的な流れ。

仲良し三人組は仲良し度が益々アップで良いのですが、
次巻への引きで、すごい不安定にさせられる…。

それでは、また。

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