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ファミ通文庫『“文学少女”見習いの、初戀。』

これがアニメにならないなんて嘘だろう? というくらいに、
去年、旋風を巻き起こした作品ですが、なにやら劇場アニメになるらしい。

原作至上主義者の一人としてはどんな物になるのか、
まったく想像がつきません。

そんなメディアミックス盛んな中、本編の後日談。
というか、第二部的なものが始まります!

遠子先輩卒業後の聖条学園。
新一年生の日坂菜乃が、三年生になった心葉君に出会って、
“文学少女”見習いとして暴れまわるお話。

はい、ここまで我慢しました。ここを書くまで叫ぶの我慢しましたよー!
という訳で、さん、はい!

なのーーーーーーーーーーーーーっ!!!

もうね、読んでる途中も読み終わった直後も、
気が付いたら、笑いながら叫んでいました。
ホントお隣さんごめんなさい。

こんな盛り上がる後日談があるかっ!

野村先生ヤル気満々ですよ。

いいぞー!もっとやれー!

もとい。

もっとやってくださいお願いしますー!

そんな訳で、新キャラクター菜乃が凄い。
わりかしボンヤリ気味、天然気質で夢見がちな後輩キャラ。

心葉先輩の知られざる顔にときめいて、思い余って文芸部に入部して、
さらに思い募って……やっちまったぁぁぁ!!!

心葉先輩には遠子先輩が居ると言うのに、やっちまうのです。

さすが菜乃! ななせに出来無いことを平然とやってのけるッ!
そこにシビれる!あこがれるゥ!

その後の菜乃の変わりっぷり、心葉君の変わりっぷりには脱帽。

今までろくすっぽ本を読んだ事のない読書初心者で、ホラー好きの後輩。
遠子先輩とは正対象であるのに、“文学少女”見習いとして振舞ってみれば、
何故か遠子先輩の面影がちらほら。

後輩に対しては優しい温厚なはずの心葉君が、一皮向けた菜乃に接してみれば、
真っ向から文句を言っては、しかしふとした瞬間に助けられ頼る。
つまり、遠子先輩と接している時と同じ不思議!

この絶妙な関係に唸るの唸らないの! って、叫んでるんですけどね。

そんなコンビは、やっぱり不思議な事件に巻き込まれ(首をつっこみ?)、
足りない手がかりを“想像”しては、
隠された真実を無惨に、しかし優しく解き明かしていくのでして。

いやいや。遠子先輩がいないのに、なんで同じ話がかけるのか。
まったく同じではないですが、
コンビ共々「見習い」なりに、それぞれが噛みあった解決。

最後のいろんな人の心の内が、ドンドンと明かされていく展開には、
息が詰まるというかホントに呼吸出来無い。

ちゃんと覚悟決めてから読んで良かった。
半端な気持ちで読んでいたら、窒息していたかも。

で、溜めた分だけ最後に叫んで近所迷惑と、こうなる訳ですよ。
あぁ、思い出すだに恐ろしい。

ついでと言っては何ですが、ななせ美羽でも叫べます。

ななせはあまりに良い目を見れ無さ過ぎて、心中お察しします。
菜乃は一人称で心の内は見通せますが、ななせは想像しか出来無い。

それが辛い。

自分に出来なかった事を菜乃が頑張ってやっているのを見るななせ。
そりゃ美羽にも愚痴るわ。
ななせが泣き言を言ってるだろう事を想像すると…あれ、不思議辛くない!
何故か頬がニヤニヤしてる!

美羽も最後にとんでもない剛速球でツンデレまして、
もうホントにニヨニヨが止まらない。芥川君超ぐっじょぶ!

まだもうちょっとだけと言わず、しばらく続いて欲しいです。
しかし、その前に挿話集2巻でななせに幸せになってもらいます。

それでは、また。


関連

“文学少女”と恋する挿話集 1

“文学少女”の追想画廊

“文学少女”と神に臨む作家 下

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