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GA文庫『オルキヌス 稲朽深弦の調停生活』

某ニャル子さん共々、GA文庫大賞の奨励賞受賞作。

戸部淑さんの描くファンタジー幻獣がまったりしてると聞いて、
飛んで来ました。

幻獣の暮らす島で揉め事を執り成す「調停官」の新米さんが、
のほほんと漫才したり、失敗して凹んだりするお話。

コメディパートでのボケとツッコミがキラリと光りつつ、
地味にシリアスパートでも良い事言った! な雰囲気。

“掛け合い漫才”はオーソドックスながら、テンポも良いし、
「王道」として楽しめて良いです。

ボケ気質の土蜘蛛、ハードな人魚、ハーピーのモブ子という、
個性溢れる幻獣達も期待通りで良かった。

ただそこが強すぎて、シリアスで真面目になり切れない、
(逆にコメディ特化と言う訳でもない)中途半端さは、新人さんっぽい。

「力でなく言葉で」という調停も、そのテーマは良いが、
“微笑ましい”新人っぽいミスではなく、単に考えが浅すぎだったり、
行き当たりばったりで“ヘボ”く見えて、ちょい微妙。

そういう意味では、ラストのケンタウルスの調停ありきのお話かも。

続巻あるらしいので、幻獣達のボケをどこまで引き出せて、
深弦の成長をどう書けるか、期待と不安とという感じ。

個人的にはセシルがもっと活躍すべき。
出てくるのであれば壱里調停官にも期待。

それでは、また。

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