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電撃文庫『輪環の魔導師 5』

渡瀬さんのあふれ出る猫愛に包まれるシリーズ5冊目。

王道まっしぐらの筋書きだったら、
戦いを決意した主人公らが、魔族に乗っ取られた王都に満を持して乗り込む所、
戦いを決意した主人公が、その直後あっさり攫われるという、
サプライズ展開の続き。

セロ、大丈夫か…?(主人公の立場的な意味で)

そんな訳で、捕まったセロがルナスティアのつま先にキスをする所から始まります。
セロ、屈するの早いなー…。

いや、ここでフィノがブチ切れてルナスティアと舌戦でも繰り広げるなら、
まだ分かるんですが、フィノも捕まってて猿ぐつわで為す術なし。
なんぞ意味深な設定は出てくるものの、今巻はフィノ、この後も出番なし。
情緒不安定なのに理由がつけられてしまったのは、ちょっと複雑な気分。

という訳で、見所はアルカインの陽動作戦。

こんなにも効果的な陽動作戦は初めて見た…!

魔族の皆さん優しすぎだろう。
ルナスティアにラダーナと女性ばっかりだからですかね?

しかし、こんな和やかなまま、第一部クライマックスが終わるはずも無く。

ルナスティア勢とアルカイン達の全面対決が、
まさかこんなに血生臭い舞台になろうとは。

「狂戦士」の章タイトルを見たときは、
絶対、フィノが覚醒するんだと思っていましたのに。

ヴィオレさんとイリアード姫(偽)の宿命の戦いが、
あっと言う間に置き去りに。

これにはさすがにびっくりした。一度ならず二度三度。

その後はいよいよルナスティアと大バトル、ではなく、
アルカインが実にさり気なく無敵っぷりを発揮して、締めに。
闇TUEEE!!!

ラダーナさんが2巻からすると、
確実に小物と言うか噛ませ犬と言うかになってて、ちょっと可哀想かも。

ルナスティアとメルルーシパは、途中で昔語りも入っていたので、
この終わりは、なんとなく想像通り。良きかな良きかな。
ルナ様、ただのロリ幹部かと思ったら、素で妹属性なのはびっくりですが。

これからまた登場人物が物凄い勢いで増えて行きそうなので、
雲行きは怪しいですが、再登場するなら期待が持てるかも。

ルーファスさんはセロやらフィノやらの家系図に直接関わる、
ものすごい大人物ではあるのですが、ラスボスになるのか味方になるのか、
まだ微妙な感じ?

渡瀬作品的に、血の繋がりがある人に対しては、
研究やら立場やらで疎遠になったり隔絶したりはあるものの、
マジバトルは無さそうなのですが。

クリムドとバルマーズは、正直、あれまだ出てくんの?
などと思ってしまいました。
どうも敵がずっと同じだと、味方になるのかと期待してしまうらしいので、
悪役で終始するキャラは、コロコロ変わったほうが好みみたいです、私。

ま、次からはどうやら六賢人の各勢力と、いざこざが起こるっぽいので、
魔族勢力はしばらく出てこないのかもですが。

さーて、フィノの活躍はマダカナー?
なにやら仕込まれたってのも気になりますし。

それでは、また。


関連

輪環の魔導師 4

輪環の魔導師 3

MW号の悲劇

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