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角川つばさ文庫『ウルは空色魔女 1』

新レーベル創刊という事で、角川から児童文学レーベル誕生です。

文庫と言いつつ新書サイズ。
要は青い鳥文庫とか、ポプラポケット文庫にあてたのですな。
小学生がターゲット。

それをなんで私が読んでるかというと、
椎名優さんの絵と、「作:あさのますみ」に釣られました。

某ラジオで「おひさま」になんぞ書いてるとか、聞いた事があり、
「あの、ますみんが!?」となんかもうそれだけで、面白かったんですが、
こうして巡り合うのも何かの縁。という訳です。

あとがきからすると、どうも小説は初めてみたい。

主人公が小五の10才なので、対象年齢もそれくらいかと思っていたのですが、
読んでみるに、もうちょい低い感じですな。
この本のなかで一番難しい単語って、多分「声優」じゃねえかと思うくらい。

私の児童文学読み歴は、ほぼ「クレヨン王国」だけなので、
比べる要素が無いのですが、以下感想。

内容は、魔女っ子が人間界に修行に来て、
学校なんかで魔法でいろいろメチャクチャにしつつ、
繊細で狭窄な子供の心の傷を癒しつつ、友情とか笑顔って良いなと悟る話。

テーマとしてはウルの修行の目的、魔法使いに大切な事だったり、
親に依存するちさとの思いつめっぷりだったり、
やっぱり、ウルとちさとの友情云々だったり。
まぁ、児童文学に必須項目ですので、私はそこには特に何も言えず。

ウルが使える唯一の魔法の呪文「アマアマ・キュ―――ン!」に爆笑し、
ちさとの虚ろな目やら、春日野さんの涙目にキュンキュンし、
ディア、意外と理不尽だな…としょんぼりしてました。

よく考えたら、ディアだけじゃなくてパパさんも立ち直れてないし、
山野さんは何もしないし、春日野ママは仕事人間だしで、
大人があんまりしっかりしてない。

それでも大人に依存して一喜一憂するウルやらちさとやら春日野さんやらが、
子供っぽいというか、可哀想というか。

ウルの“甘くする魔法”は「そんなの砂糖入れれば出来るよね…」と、
作中で突っ込まれていて、だが待って欲しい、そこは一応でも魔法だし、
砂糖とは何かが違うのだろ? とか思っていたのですが、
甘くしたお風呂が「ベタベタする」との事ですので、
どう見ても砂糖です。本当にありがとうございました。

次あたり、ダイエットで使われる予感。

空色魔女の永遠の10才設定は、対象年齢が違うとこうも意味が違うのか、
という感じがしてちょっと面白かったです。
ラノベレーベルで出てたら“それはそれで良くね?”とかなっちゃうのに、
こっちだと“大人になれないとかチョー恥ずかしい///”ですからね。
魔法的に成長できれば、実年齢関係なく肉体が成長するというのは、
精神年齢=肉体年齢って事で、現実にあったら便利そうですな。

あとは、春日野さんとレーナに何か変なフラグが立ってますので、
もう4人組で良いじゃないという感じですな。
レーナは次で出なければ、真打とか結構重要な立ち位置とみた。

逆に恭介君は、いろいろ悟っていて大人っぽい役回りなのに、
幼馴染みのちさとにスルーされつつあり、微妙な感じ?
春日野さんはホントに憧れてるだけっぽいのでフラグとは認めない。
ウルは本気かもだけど、今巻でウル×ちさとフラグが立ってるからなぁ。
そして、1つ上という設定がどう生きてくるのか? 卒業とか?

それでは、また。

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