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MF文庫J『さくらら!』

モノケロスに引き続き、伊都工平さん新刊はMFからー。

題名からはさっぱり内容が想像出来ない、
というか4文字ひらがななんで、むしろラブコメか何かのような気がしたが、
いつも通りだったぜ!

転校してきたら、そこには不思議ちゃんが居て、
サブヒロインも続々出てくる学園ラブコメに見せかけて、
とんでも設定が明かされ、モロに現代ファンタジーになったかと思ったら、
突如「敵」とやらが現れて、バトルバトルの大活劇が始まり、
それが終わったら、何事も無かったかのように終わる。

みたいな。

アホというか、酷いというか……凄い!

いやー、面白かったです。

初めの方は、やたらと小粋なヒロインさん桜を気に入り、
そのうちキャラクターが増えていって、掛け合いが面白くなったところで、
転がり落ちる怒涛の展開に度肝を抜かれた感じ。

ものすごく駆け足な感じではありますが、読み終わってみれば、
しっかりとやるべき事はやってますし。

すごい、すごいよ。この勢いはアホすごい。
すごいけど、アホ。

前半の掛け合いは、『モノケロス』でちょこちょこ挟まってたのを、
思いっきりまとめて出してみました、というかなり高密度な物で、
掴みはオッケー。

で、後半のバトルの所は、
バトルが書いてみたくてやったが、案外、どうでも良かったみたいな臭いが。
ツッコミどころはかなり有る気がする。

ただ、前半で爆笑してたところとのギャップと、
よく分からない用語で煙に巻かれたのか、
読んでるときは普通にハラハラしてましたですよ。

そういうピンチまでは良いとしても、一刀両断の快刀乱麻過ぎて、
やっぱりニヤニヤして終わるという親切設計。
後味さっぱり。

テーマとしては、何やら使命を与えられた女の子の話なので、
どことなく『イリヤの空、UFOの夏』にも似てるかなー、なんて思いました。
体中に文字とか、その辺で。

主人公君が意外と鈍感でなくグダグダしないのも、ちょっとポイント。
あまり自覚無いんですが、やっぱり私も主体性の無い主人公ってのに
辟易してるのかなぁ。

文字数の都合か、ヒロイン桜以外の女性陣はあまり活躍の場が無かったです。
幼馴染みとか、何しに出てきたのかと。
噛ませ犬ですらないし、慰めてもくれないし。

この話はこれで終わっちゃうのかしら。
続く余地は十分あるけど、その辺は大人の事情なのかなぁ。
売れてくれると良いなぁ。

それでは、また。


関連

モノケロスの魔杖は穿つ 4

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