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電撃文庫『ツァラトゥストラへの階段 3』

ゲーム小説とか言って勧めてみたら、やっぱり混乱されるんだろうか。

問題作、怪作の名を欲しいままにしているドバッシー新刊。
今度はRPGです。

とは言え、全くRPGっぽくは無いですが。
剣と精霊と魔王が出たからって、それは別にRPGでは無いだろう。

それよりなにより、オリビアの再登場というのが今巻の目玉。

あの1巻で、使い捨てられたオリビアが!
今までの傾向からして、どう考えても死亡フラグ!
あんなにいい娘なのに! あんなにいい娘なのに!

とテンション高めで、読み進めてみました。

ゲームの概要は、『マリオとワリオ』みたいな。
ゲーム世界に居るオリビアは何も見えないが、
福原がパルスを使って、現実世界をゲーム世界に投射する事で、
敵やら障害物やらを見ることが出来るようになる。

そんな感じで、東京歩き回って、囚われたお姫様助けてね! みたいな。

信頼が鍵のような、福原の能力が鍵のような。そんな筋書き。
いつもの、鬼のような疑心暗鬼な駆け引きもあります。

現実の他人を敵として、ズバズバ剣で切っていくってのは、
あれなー、子供の頃に頭の中で良くやった奴ですな。
これに親近感を覚えるのは、偶然なのか、嵌められたのか。

本筋的には、新人類vs旧人類の抗争なんかが示唆されちゃって、
大風呂敷を広げたような、単にありがちな話をされてるような。
すごい変な気分です。

文章がかなり淡々としてるから、
どこまでを回収してくれるのか予想が立たないのですな。
何が本気なんだろ…。淡々と全部マジという気もするんですが。

キャラクター的には…名言が出ましたね。

「あんた、いい加減にしないとぶっ飛ばすわよ。バカップルみたいな会話ばっかりして」

良く言った舞! 良く言ったぞ!

序盤の福原の酷さは、見てられなかった。
褒め殺しとか、口説き文句の範疇を超えてると思うの。

序盤でこんなアホ面さらしておいて、中盤で負荷かかり過ぎて死にそうになったり、
終盤でいろんな女の子にちょっかい出してフラグモリモリ立てたり、お前何様だ!

…ま、主人公様ですが。理不尽だ。

舞と飛鳥は、なんかあれっ? って驚くくらい福原に近付いてますな。
どう考えても福原は止めておけとしか言いようがないのに。

由紀は踏み込んできそうで、最後で一歩引くような絶妙な位置。
そんなに出番も無いのに、この娘の立ち位置には感心しきり。

舞と飛鳥と、ついでに由紀まで入れてヒロイン候補っぽくなってますが、
ホントこれ、どうするつもりなんだろうなぁ。
よもやドバッシーに限って、三人揃っての修羅場とか、
一人選んで大団円でも無かろうに。

オリビアは、ここまで良い目を見られるとは思ってなかったです。
予想を遥かに超えて、好待遇でびっくり。
しかし、ドバッシーのビキニアーマー好きには困ったもんだ。
全く、意味無かったもんなー。なんだよ「ファッション性◎」って。

カレンさんはまた出てくるだろうとは思ってたですが、
こんなに早いとも思ってなかったり。
しかも何気にカッコいい。見せ場はあんまり無かったですが。

新登場の真理亜さんは、輝いて登場した割に、役割的には損な感じですか?
どうもあんまりカッコよくは描かれなさそうな。
変なベクトルがかかってそう。泣くのはずるいですが。

最後に、前巻から続いている某所でのレポが、アホ過ぎるwww
誰だ!? これは誰がノリノリなんだ?
ってか、印税がそこにつぎ込まれるってことは、
確かに私たちが買ったそのお金がつぎ込まれてるって事ですな。気付かなかった。

いや、でも面白いから良いか!

次回にも期待。

それでは、また。


関連

ツァラトゥストラへの階段 2

ツァラトゥストラへの階段 1

扉の外 3

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