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講談社『RD 潜脳調査室』

某所でオーフェン後日談公開とかで、
唐突に騒がれ始めました秋田禎信氏の新刊。

と言うよりかは、普通に某プロダクションI.G.のアレのノベルです、
の方が通じるのかしら。

ノベライズというか、まぁ、同一世界の別ストーリーですが。

士郎正宗氏のアホとも言える極密度世界観を、
一体、どうすんのかなー、というのが興味の種。

秋田氏の作品で最後に読んだのって、あの就職本なんで、
なんかお堅いイメージが湧かなかったのもありますし。

という訳で本書は、電脳化の発達した近未来のお話。

脳にナノマシンを注入し、電脳化を果たしてしまえば、
環境分子によって成るメタリアルネットワークにいつでもどこでも接続でき、
ライブラリの参照やらメッセージの送信やらが端末も無く出来ちゃうのは勿論、
仮想現実まで構築できるような、そんな世の中。

その仮想現実から、戻って来れなくなった人を連れ戻す<ダイバー>さんの物語。

時間軸は、アニメより前。
久島さんは出てくるけど、波留さんやミナモは出てきません。

とは言え、時間軸なんて些細な部分。

私達から見る未来技術に、ほとんど差はないし、
この話からアニメの方につながるなんてことも無い。

純粋に“仮想現実”と人との関係を描いた、SFです。
にわかヘタレSF者としては、申し分ない良い感じの近未来モノでした。

文字説明される分だけ、アニメより分かり易いくらいかも。
地球律なんて良く分からないモノの出てきませんし。

最効率でない交通手段を選んだ場合に“交通贅沢税”を徴収するとか、
アンドロイドの自殺癖修正パッチとか。
単語を聞いただけで、ワクワクしてくる。

お話は2人のダイバーそれぞれによる、2つの事件。
分かり易さでジャクソンの事件、意外さでシムラの事件が面白かったです。

ジャクソンの事件が分かり易いといっても、
私が考えていた事件の真相は、見事に話中で出てきたブラフの方だったので、
お前は何も分かっちゃいない、といわれても仕方ないんですが。

シムラさんの方は最後まで何が違うのか分からなかったので、
解答を読んでも、イマイチよく理解できなかったり。
理解できないのに面白いってのもナンですが。
カミナさんが可哀そう。

純粋に娯楽としてなら、でもやっぱり田中梧郎が面白かったかも。
最初、何が始まったのかと思った。

それでは、また。


関連?

誰しもそうだけど、俺たちは就職しないとならない

カナスピカ

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