« 角川スニーカー文庫『時載りリンネ! 3』 | トップページ | TOブックス『誰しもそうだけど、俺たちは就職しないとならない』 »

講談社ノベルス『きみとぼくが壊した世界』

まず言うとすれば、意外とタイトル普通だったぜ。

そんでもって2巻からは半年以上、正確には3クォーターも経ってる訳ですが、
案外早かったような気がしてしまう。

「世界」シリーズの第3巻。
その公式シリーズ名称、イマイチしっくりこないのですが。
「きみぼく」か「きみとぼく」だと思ってたのにー。

主役がくろね子さんに戻ってきて、でも舞台はロンドン。
学園「外」編でござい。

イギリスの作家さんが書き上げた小説が、
読むとその人が死んでしまう「呪いの新作」という事になり、
それを解決しに行く黒猫さんと様刻君。

何故にロンドン? と思いつつ読み始めたのですが、
それなら、納得できるですねー。

…とか思っていたりしたんですが。

呪 い  全 然 関 係 ね ー ! ! !

これまた、すごい極端な作品を書き上げちゃったですね西尾維新氏は…。

という訳で。

前作とか、前々作みたいに難しい事考えるのは止めにして、
このアホな作品をただただ笑えばいいと思う。そういう作品でした。

以下は、笑ったところメモって事で。

・第一章
空港~フライト中の話。

いきなり黒猫さん視点で、黒猫さんの心理描写が可愛いの何の。
とか悶える話。

黒猫さんといえば、1巻のアレな訳で、それはそれでも可愛いのだけど、
西尾維新という人が書いている事を思えば、
あれだけの含みを持っているとどうにも安心できない部分がある訳で、
それを黒猫さん一人称で書かれちゃうと、全部払拭出来ちゃうから困る。

旅行に誘って待ち合わせ場所で、様刻君が来るのを待っている図とか、
様刻君の姿を見て、いろいろ妄想を膨らませちゃったりする描写とか、
うわー。なんだかがっかりだよお。とか、
なんだかもう死ねる。

それをも大逆転するのが維新さんですけども。
あと、性別誤認トリックとか今さら過ぎて全く気が付かなかった事は書いておきます。

・第二章
ベイカー街観光の話。

メガヒット。今作でのメガヒットです。
何がウソで何がホントでって、もうそんなのどうでもいいよ!

刻まれました。病人坂黒猫氏の姿は私の魂に刻まれました。
それは永劫、私の魂において真実なのです。

いや、むしろマダム・タッソー館の方ですが。
というか、扉絵バンザイ!

・第三章
観覧車に乗る話。

ここでようやく、この作品のルールというか、
この作品に対する気構えを理解しました。

思わず誰だお前と2巻読み直しにかかっちゃいましたよ。

ロゼッタ・ストーンに対する執着に笑うのは良いんですが、
どっちかっていうと、ろり先輩がどーなっちゃってるのかの方が気になる訳で、
つまりは笑ってる場合じゃない。

ちなみに創竜伝は懐かしすぎる。
これは維新さんによるマダー?って事か…。

・第四章
僕が死んじゃう話。

散々、作中でメタメタな表現をしていたので、
ドッキリしなかったといえば嘘になりますが、
第三章がやっぱりアレだったので、同じだろうと信じてました。

って、よくよく見たら扉絵にナイフ描いてあるんですね。

その所為なのかあまり笑いどころも無く、
この章は次の章の踏み台ですかね。

・第五章
お帰りになる話。

再びの取り乱しっぷりは病人坂さんを彷彿とさせつつも、
それとはやっぱり別物で、つまりは別腹ってことですね。

枕に顔を埋めてって部分に、それはそうだろうと思いつつも、
トキメキ…を感じざるを得ない。

あくまで妄想でしかないが、後頭部を踏みつけられるとか似合いすぎ。

まぁ、でも一応言っておこうかな。

あー、良かった。

・えんでぃんぐ
ぶち壊しっちゃぶち壊し。
でも、事実であろうと無かろうと、私の中の真実は変わらないのです。

くろね子さんかわいいよくろね子さん。
もはや、えろね子さんと呼ぶべきか。

次巻で元に戻るというけれど、何がどこまで戻るのやら。

それでは、また。


関連

不気味で素朴な囲われた世界

きみとぼくの壊れた世界

|

« 角川スニーカー文庫『時載りリンネ! 3』 | トップページ | TOブックス『誰しもそうだけど、俺たちは就職しないとならない』 »

06_講談社ノベルス・BOX・ラノベ文庫」カテゴリの記事

アニメ・コミック」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222518/41903852

この記事へのトラックバック一覧です: 講談社ノベルス『きみとぼくが壊した世界』:

« 角川スニーカー文庫『時載りリンネ! 3』 | トップページ | TOブックス『誰しもそうだけど、俺たちは就職しないとならない』 »