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富士見ファンタジア文庫『紅牙のルビーウルフ 7』

一昨年から始まった富士見新人さんの処女シリーズ。
無事終了、大団円でございます。

お話的には6巻で大団円、この7巻は短編集なんですけど。

富士見らしい、王道ファンタジー。お疲れ様でした。

という訳で、7巻はドラマガ連載分、
中編1つと短編6つにプロローグエピローグが入った構成。

プロローグエピローグは6巻の事件後、
いろいろ円満なルビー達の一コマ。

他の話は時系列だと3~4巻の話ですが、
つまり、何の事件も起こってない平和な時の王城のお話って事で、
ルビーとジェイドがイチャイチャしまくるお話です。

自分の思いに、相手の思いに気付かずイチャイチャしやがるもんだから、
ものすごくモヤモヤした気分になります。

私は6巻読んだ後なんで、なんとか溜飲が下がってますが、
ドラマガで連載を追っていた方には合掌ですな。

あと短編集ならTinytalesじゃないの? とか思ったら、
サブタイがでかくて気付かない、見つからない人がいたそうで。
…富士見の本ってみんなそんな感じだけど、いいのかそれ。

・眠れぬ夏の夜
壁に埋まっていた白骨から始まるユーレイなお話。

夏なので怪談、と書き始めたらしい話だそうですが、
魔法有りなファンタジーのこの世界で幽霊と言う物が、
どういう認知でいるのかが分からないので、
これ怖いの? という感じ。

なので、注目はやっぱり「今日はここで寝る」

フロスト? ケーナ? そんなの関係ねぇ!

ルビーが思いの外素直でびっくりした。
覚悟を決めたって、そこまでして何を躊躇してますか!

・淑女な遊戯
ルビーが淑女になる話。

悪いものでも食べて、人格変わっちゃったのかと思ったですが、
そうではなく、単に拗ねてやってみるというのがルビーらしいかも。

しかし、これは王城の人が悪いだろ。狼たちまでってのが酷すぎる…。
ルビーが可哀想です。

オチは大体読めてましたが、ジェイドの「脱げ」には思わず笑いました。
ここでお色気展開かよ!

・兄弟戦線
リオンとティグルが喧嘩…でもないな。じゃれ合う話?

隠し事をして、それがバレて御用、という他愛ない展開。
なので、あんまりリオンとティグルの話という気がしない。

面白成分としては『何冊ぐらい持ってるのかなぁ』

ルビーはなんでこんな知識は持ってるんだろう。
女官の入れ知恵なのか、それとも…。

・時計職人の恋
ルビーが時計職人とイチャイチャして、ジェイドが嫉妬する話。

ジェイド視点なので嫉妬っぷりもかなりぶっ飛んでますが、
ドッキリ大成功のネタ晴らし時のしょうも無さっぷりが酷い。良い意味で。

お花で花畑でつり橋効果ってのも、ヤバ可笑しいですが、
相手の天然っぷりがホントに酷い。

赤いからって。赤いからって!
耐えてみせます…というセリフのなんと重いこと…。

・君に捧げる永遠の花
意中の人に花をあげるというお祭りのお話。
いわゆるバレンタインの変形バージョン。

よく作法を知らないルビーが女官の勧めにしたがって参加してみるものの、
ジェイドのそばに行ったら、なんか変な気分に…。
という、まぁ、王道ですわな。

ルビーの慌てっぷりが楽しい訳ですが、
この話ではジェイドが完全に大人役で、
全部分かってるから、大丈夫、みたいな泰然とした態度なのが気に食わない。
お前もちょっと焦れ。

・おつかいに行こう
ルビーがメイド服を着る話。

なんだかんだで重要なキャラクターが出てきてはいるのですが、
多分、これはメイド服を着せたかっただけですな。

絶対、「葡萄酒色の髪」で分かると思うのですが。

この話を読んで、しばらく狼達が出てきてないことに気付きました。
ジェイドとルビーがイチャイチャするためには、狼達は邪魔なのか…。

・いつか笑い話になったなら
連載最後の話で、ルビーがジェイドのロケットの中身を勘ぐるお話。

あー、これで6巻に繋がるのね、という感じです。

しかし閉じ込められた後、ルビーは混乱しすぎじゃなかろうか。
押し倒される、という場面から先に書いたに違いない。

もうちょっと長い間、閉じ込められてても面白そうだったなぁ。
ケーナ、空気読め。

後日談であるプロローグエピローグに関しては、
やっぱり6巻で出てた方が時代が下っているので、なんとも。

エスメラルダ可愛いけども、スピネルは一言もしゃべらないし。
スピネルの冒険がどうなったのか、というのはちょっと気になりますな。

次シリーズどうなるのか、分かりませんが。

それでは、また。


関連

紅牙のルビーウルフ 6

紅牙のルビーウルフ 5

紅牙のルビーウルフ 4

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