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アスキー・メディアワークス『別冊図書館戦争 1』

アニメ化、コミック単行本祭と、
波に乗りまくっている図書館戦争シリーズ。

本編が『革命』で終わっちゃってるので、
こうして『別冊』として後日談展開です。

そこは、少なからず大人の事情なんでしょうが…

こ れ は ス ゴ い !

有川浩、暴走しすぎ! いいぞ、もっとやれ!

本編も、図書で自衛隊で甘々で、
有川さんのスキ物全部詰め込んだ恐ろしい仕様になってますし、
この別冊がどんな本かってのは、事前告知で散々喧伝されてましたが!

こんなにもベタ甘のベクトルが伸びまくりだとは…。
砂糖煮詰めすぎだろ、JK…。

いやー…予想の遥か上でした。
10ページ保たなかったよ!

今までのスピンアウトからして、全然関係ない人の短編かと思いきや、
普通に郁と堂上のその後だけで、完全にバカップルですよ。

しかし、本編あってこそのベタ甘だから、
こっちだけ薦める訳にもいかないのが、悔しいくらい。

・「明日はときどき血の雨が降るでしょう」
堂上教官を看病する郁が血まみれになったり、
犯人をボッコボコにした郁が血まみれになったりする話。

ついでに図書資料の盗難の話。

とりあえず血まみれになる郁の絵が、容易に思い浮かぶのがすごい。
似合いすぎだろ、笑顔。

本編でも想いが伝わるの伝わらないので、モキュモキュさせられましたが、
両想いで恋人同士になっても、同じ事やってんなよ!

どっちが好きになったの早いとか、もうアホかと。
いや、郁は間違いなくアホなんですが。

・「一番欲しいものは何ですか?」
お正月休みでご家族に会う話。

ついでに図書館に来る酔っ払いおじちゃんの話。

“郁にはとても人には言えない悩みができた”

はい、晴れてバカップルになったアホの娘である郁が、
一番欲しいものは何でしょう?

もう、この最初の一文からして、
郁の頭に何かが湧いたとしか思えない訳ですが、
何が恐ろしいって、これが郁の「素」なんですよ!
何にも湧いてない、これがデフォ。

郁…恐ろしい子っ! というのは次の話ですか、そうですか。

あと、堂上教官のご家族が良い人過ぎです。
妹さんもいきなりアレですが、お父さんとかお母さんとかも、
どんだけ天然なんですか。

・「触りたい・触られたい二月」
バレンタインだからモキュモキュするのかと思ったら、
意外な方向に行って、モキュモキュさせられる話。

でも多分、単に催涙ガスが書きたかったんだと思う話。

アホの子である郁の思わぬ闇が見え隠れ。
ここでこういう雰囲気になるとは思ってなかったので、
ギョッとさせられたし、ご愁傷さま堂上くん、と言う感じなんですが、

それはさておき。
あえて言わせてもらいたい。

毬江ちゃん…大人になっちゃったんだなぁ…。
そっかぁ…、そうかぁ…。

・「こらえる声」
がったい。な話。

…はどうでも良くて、図書館での親子な話が2つで、
郁が泣いちゃったり、柴崎が泣いちゃったりする話。

冒頭、前の話が前の話だけに、こういう展開だろうなぁ、
と思ったとおりにやっちゃう話なんですが、
肝心の場面なのにそれなのに、この展開はアホ過ぎる!!!1

親子の話は、正直、どうしようもないってことは無いと思っているのですが、
昨今の世の中を見るとそうでもないのかなぁ、と思わなくも無い。
納得は出来ないけど理解は出来る、と言うか。

そして今までの話でもそうでしたけど、堂上教官の大人っぷりがカッコ良すぎ。

・「シアワセになりましょう」
郁が子供で、堂上が大人で、だから喧嘩する話。

ついでに言葉狩りの虚しさについて。
ついでのついでに、ついに来た銃撃戦な話。

郁のアホが極まって、逆に腹が立ってきてたところに、
さらに何か一線を越えちゃって、可愛くなります。

可愛さ余って憎さ余って可愛いは正義! という事ですな。

読んでる途中はかなーりモキュモキュしますが、
読み終わっちゃえば、「あー、これは犬も食わんわな…」としか言い様が。

このバカっぷるぶりが、もうね、もうね…

さ い こ う だ ー !

ホント、終始有川さんの好き放題でした。
絶対、ニヤニヤ笑いしながら書いてるよコレ。

『別冊』の2巻はまだ告知が無いですが、
今までのスピンアウト作品みたいなノリに戻るのかなぁ、と予想。

思わぬ…誰に焦点が当たるのか。

それでは、また。


関連

図書館革命

図書館危機

図書館内乱

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コメント

えっと、調子乗ってまたまたコメントしてます!
たぶんこれからガンガンするかも←

別冊読みましたよ!
勿論図書館シリーズ全部読んだ上でですb
2・3ページでもうかなりのニヤニヤ度が炸裂でした。
読んでる姿は誰にも見せられないな、コレはってぐらいですw
郁の馬鹿っぷりに堂上さんがこれまた吃驚なぐらいの甘々。
やってられませんねーw
でも、ちょっとだけ図書館が絶対に安全ではないっていうのは考えさせられましたね。

2巻あたりはちょっと柴崎と手塚の話とか来ないかなーと期待してます。
今回の親子のときの柴崎があまりにも可愛すぎたといいますか・・。

そういえば『海の底』の夏木&冬原と『図書館』の堂上と小牧ってどこか似てません?

投稿: まる | 2008年5月10日 (土) 15時49分

まるさん、コメントどうもです。

有川さんの「ラブコメ」と言う物が、これほど恐ろしいとは思わなかったですね。
この本のピンク度数は、私にはもう計測不能ですよ。

>夏木&冬原
確かに。堂上達の方がちょっと大人っぽいですかね、さすがに。

いわゆる凸凹コンビで、王道で書き易いからという事もあるのでしょうが、
なんとなく有川さんがそういうキャラが大好きすぎて、
うっかり似ちゃった、という気がしてます。

投稿: サトロ(管理人) | 2008年5月10日 (土) 22時52分

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