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ガガガ文庫『人類は衰退しました 3』

2巻の「やれば出来る子!」から4ヶ月、
いや、こんなに楽しみになってるとは。

衰退してしまった我々旧人類の調停官、わたしと、
愛すべき新人類、妖精さんと様々な交友を描く、
ハートフルなお話。

…とかもう、そんなのどうでもいいよ!
いいからいいから、とりあえず読んでみ!

のレベルまで、私の中でのランクが鰻上りに上がってました。
いつの間にか。

さて、3巻はというと「妖精さんの、おさとがえり」
これ1本だけ。つまりは初めての長編です。

しかも、とある事情で妖精さんは退去、
妖精さん無し、【0f】の冷たく過酷な現実、なのです。

それでも。それなのに、なかなかどうして『しました』なんですな。
いや、面白かった。

章も何も区分けされてない1本のお話ではありますが、
語りにくいので、以下、勝手にダイジェストで。

・夏の電気まつり
言わずもがな、あの街のあのアレを踏み台にしてるのでしょう。
こういうネーミングセンスが堪らない。

いわゆるロストテクノロジー扱いの「電力」でわっしょいわっしょい、
という、この話の起点。

この頃はまだ妖精さんとも戯れまして、普通な感じ。
妖精さんまぬあるが秀逸です。そういうカラクリですか。

しかし、誰も彼もが言ってますが、助手さんの絵本における
「ごちそうさまぁっ♪」が偉大すぎる。

・遺跡探査
この本の「異質」部分。

ほのぼのコメディ色が漂うところに、「死の影」がちらつくとは思わなんだ。

諸々の不運が重なって、遺跡調査中に遭難。
先の見えない探索、目減りして行く食料や水、そして疲労。

しかも妖精さんの影も見当たらない、正に現実。
ガクガクブルブル。

全く洒落にならない、そんな雰囲気が見所。

・新隊員合流
ひょんな事から、妖精さん出現。
そして窮地を救ってくれた新キャラ、P子さん。

真っ暗だったお話がパっと明るくなります。

P子さんはネコミミとかしっぽとか、そういうのも良いですが、
やっぱりボケに良し、ツッコミ良しのこの変キャラっぷりが良いですな。
人はパンだけによって生きるにあらず、名言ですね。わかります。

そして妖精さん出現時の場の変容っぷり。さすがの貫禄ですな。
しかしツイストって、何をしたんだ一体…?

・対決
なんだかもういろいろ、しっちゃかめっちゃかです。
カッコよく言えば、怒涛の展開。

ブル四駆で、ベヒモスで、最凶です。

実際には妖精さんはあんまり関係していないんですが、
この作品の固有結界「妖精さん臭」が強くなってきています。
来るぞ来るぞ、来たぞ来たぞとワクワクしまくり。

私は四駆の方は経験ないんで良く分からないんですが、
ベヒモスの方は、分かります。とても良く分かります。2ばんめにつよいよ!

スケルトン系は紙幅があれば出てきたのかもですな。惜しい。

そしてついに、妖精さんの驚きの生態が!!!

・解決
ファンタジーな雰囲気にリアルを持ち込むSFな解説編です。

P子さんとO太郎の正体には、マジで噴き出しました。
まさかまさか、そこかよ!

インクが滲むところだった…あぶない…。

さらに、わたしの処罰に思わず目を疑ったのですが、
あれも…ホントにやってしまったみたいですな。
鬼や…この処罰は…実に酷い…。あえて言うけど、性的な意味で。

あとは次巻の表紙に期待、するしかないですな。山崎さんガンバ!

最後に、やっぱり言わねばなりますまい。

ごちそうさまぁっ♪

それでは、また。


関連

人類は衰退しました 2

人類は衰退しました

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