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日経ネット『フリーター、家を買う。』

http://www.nikkei.co.jp/office/novel/index.html

去年の夏から続いた有川浩氏のWeb連載小説。
1週間ずつの公開だったんですが、年末から1/18まで、
全公開という事で、ギリギリになってイッキ読みしました。

いや、当然、書籍になるだろうと思っていたら、
諸般の事情で目処がついてない、とか言われてしまったので。

という訳で、フリーターが家を買う話。
就職から3ヶ月でリタイアしたやる気なしの主人公が、
家族の事情から家を買わねばならなくなり、奮起する話。

お話で見ると、橋本紡氏が書きそうな話かもしれない。

良く考えたら、自衛隊が出て来てない、すごく普通の話でした。
自衛隊出て来ないから普通というのも、なんか変な感じですが。

『陸海空三部作』とか『図書館』みたいな奇抜さは全く無く、
しかし、それでもスピード感のある有川節は、すごかった。

ベクトルが違うというのはあるけれど、
正直、こんなに心揺さぶられたのは初めてかもしれない。

有川節と、今までのギャップもすごいものでしたけれど、
さらに私にはこの題材はちょっと…、クリティカルなのでして。

親父さんがエリートだけどダメな頑固野郎で、
お母さんが板ばさみでストレスを溜め込む人で、
姉ちゃんが正論一徹のガチンコな人で、
主人公君が配慮の足らない自分勝手な人で、
という、家族設定が死ねる。

今まで、必死に目を背け続けてきた現実というか。

そんな設定でドラマが始まるのですよ。
もしかしたら、自分にもあり得たかも知れないというリアルさをもって。

連載時は一章の途中で挫折したんですよね。
これは無理。この精神的な負担は耐えられない、って。

一章~三章を読んでいた4時間ほど、この間の気分はちょっと形容し難い。
感想を書くに当たって、まとめようと努力はしているんですが、
これを直視して分析するのは、やっぱりまだ無理です…。

目に何度も涙を浮かべたけれども、
悲しいんだか情けないんだか腹立たしいんだか無念なんだか、
何が何だか分かりません。

このまま浮かんで来れないんじゃないかと思うくらい凹まされ、
四章と五章で辛うじて戻って来れました。

ミケも黒もありがとう。

いや、ほんとにキツかった…。

それでは、また。


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図書館革命

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