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電撃文庫『タザリア王国物語 3』

かつて流星の如くヤンデレラノベ史に現れ、
かの「リネア様派閥」を産み出したファンタジー王国記、
1年2ヶ月ぶりの続巻!

まさか、このまま"あの"リネア様が埋もれるのではないかと、
冷や冷やしていましたよ。

リネア様が分からない人は、「リネア様がみてる」でググると良いと思うな。

2巻は「ジグリット疑われる」「ジグリットのお使い」「ジグリットの逆襲」と、
三本立てで主人公の面目躍如というか、ジグリット羽ばたきの巻でして、
逆にリネア様は見てるだけで出番少なめだったのです。

が。

3巻はサブタイ「炎虐の皇女」です。
こんなのリネア様の事以外考えられないですよね?
サブタイ聞いただけで、胸が高鳴りっぱなし。

そんな3巻の中身は、2部構成な感じ。

前半は前巻の続きでやっぱりジグリットが頑張る話、
そして後半に来て、ようやく炎虐の皇女編。

前半の内乱は貴族と平民の対立という、
ファンタジーではよくある構図。

だもんだから、目が行くのはドンパチそのもの。
絵的にはグーヴァー強ええぇ! なんでしょうが、残念ながらイラストは無く。

むしろ、ファン・ダルタの過保護っぷりが印象的。
いや、主君に忠誠を誓う騎士だから、普通っちゃ普通なんですけどね。
絵的に…というか、でもこれ狙ってるよなぁ、どう考えても。
まぁ、くっつく事はないでしょうけども。

肝心のジグリットはというと、活躍もしてましたけど、愚行もそこそこ。
ファンの過保護の演出のためか、たまにひどく幼い。
この巻だけ読むと、嫌う人も出てくるかも。

あと、マネスラーさんも意外と良い味出してます。
裏表が無いのが好き。

リネア様は終始、傍観姿勢だったのですが、
さり気に「ジグリットなんか知らない」な素振りを見せるところが憎い。
絶妙な言い回しに鳥肌が。

そして、後半。

いよいよリネア様が…結婚します。

粗筋やらオビやらでそのイベント事態は周知な訳ですが、
どういう展開で、話が進むのかと思ったら…

こ れ は す ご い !

ツンデレというかヤンデレというか…何なんですかね、これは。

行動自体はヤンデレのそれ並みなんですが、
あくまでツンデレの延長線上、照れ隠しに似た感情が見え隠れ。

踏み越えていない(病んでない)のに、やらかしてくれる。
狂気がないのに凶行。それがリネア様。

新キャラであるアリッキーノとかノナなんかは、普通に病んでますよね。
こいつらもきっと将来なんかやらかすんでしょう。
ノナなんか、ちょっとアレなんで、もしかしたら私のツボに来るかもしれません。

でも、リネア様には敵わないんですよ、きっと。

しかし、簒奪って何を奪うのかと思ったら…。
なんという諸行無常…とか言っておきますか。

いろいろと取り返しがつかないんですが、この後どうなるって言うんだろう。

次巻に期待。…いつかは分かりませんが。

それでは、また。


関連

タザリア王国物語 2

タザリア王国物語 1

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