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電撃文庫『神様のメモ帳 2』

 情けなくておかしくて、だけどほんの少し勇気がでる、
 青春ニートティーン・ストーリー

というのが、公式の煽り。

ニート探偵と愉快な仲間達が、おかしな事件に巻き込まれる…
というのを、おもーくしたお話。

1巻の麻薬に続きまして、今度はお金。

ただのお金には興味ありません、って事で、
「正体不明のお金」が二億円ほど転がり込んできます。

麻薬もそうですが、よくよく考えると現代モノとしては、ままあるモチーフ。
そして探偵モノの割りに、謎はそう多くありません。

これが面白く読めるのは、やっぱテンポ良く進むお話と、
キャラクターの掛け合いやら、後半の本気の見せ方なのではないかと。

2巻では、情けないニート役の主人公、鳴海と、
頼れるニート役のアリスが似た物同士である、という構図が、
1巻よりも露骨に見えていた気がします。

「純粋な可能性の問題として、世の中の不幸は全て自分の無力の所為」
というアリスのスタンスは、なかなか壮絶。

1巻では、そのインパクトでアリスにばかり目が行っていましたが、
2巻だと鳴海の方、
「あの時、気が付いていれば」「あの時、声をかけていれば」
「あの時、足がすくんでいなければ」

これが全体に散りばめられているわけです。

頼れるニート役の情けない部分と、情けないニート役の頼れる部分、
これのギャップが実に巧く描かれていると思うのです。

って訳で、2巻の見所は鳴海君。
すくんで身動き取れなくなったり、ブチ切れて失言したり、
意味も無くモテモテだったりとウザい事この上ないですが、
それでこそ主人公。
でも浮気はいけないと思います。

アリスはいつも通りの罵言でしたが、活躍という意味では今ひとつ。
今回の解決役ではありませんでしたからね。

そして、信じがたいことに…何かすごく綺麗に終わってるのですが。
そこで終わりかよ! とは思わないでもないですが。

3巻はちょっとお休みなのかと思っていたのですが、
これはもしかしたら「完」なのかも…。

もっとニート探偵、読みたいですけどねぇ…。

それでは、また。


関連

神様のメモ帳 1

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