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電撃文庫『きみと歩くひだまりを』

志村一矢氏の新シリーズ。
1年ぶりだそうです。

志村氏というと古参中堅ってイメージで、
私は、月花の3巻刊行時くらいからの付き合いです。

第5回の電撃小説大賞でデビューって事は、もう10年前ですか?
何とまぁ…時の経つのは早いもので…。

それはさておき新シリーズ。

月花~麒麟と続いていた世界観からも脱却して、
すっぱりと新シリーズです。

人狼とか妖魔とか出ません。

舞台は現代、剣と魔法有り、敵はモンスター。

著者曰く、"ファンタジーRPG+現代学園+相棒モノ、みたいなもの"
「異世界ファンタジーはやっちゃダメ」というお上の声で、
プロット大変更の末に出来た話だそうで、
結局、現代学園モノの皮を被った異世界ファンタジーな感じ。

それでコテコテに中二病ライクな話。
主人公、幼馴染ヒロイン、孤高ヒロイン、モンスター、敵勢力、
主人公の秘められた力、幼馴染ヒロインの秘められた力、孤高ヒロインの過去。

これを王道と見るか、オリジナリティが無いと見るかは微妙なライン。

いや、中学生の頃の自分になら迷い無く勧められるのですが、
成人も随分前に終わった今の自分くらいの人には、どうだろう。

キャラクターの心情の変遷が今ひとつ、しっくり来ない。

特に主人公。
ヘタレもいい加減にしろと言うか、中二臭さが何とも。
死ぬ気で頑張るのと無茶無謀が混同気味なのは、らしいっちゃらしいけど、
お前には幼馴染さんも孤高さんも任せられません、という感じでして。
今後、しっかりするのかなぁ…。
秘められた力で調子に乗って、ポカしてピンチとか、普通にやりそうで困る。

孤高ヒロインさんもちょっとデレるの早くない? とか思ったり。
あと、この設定は「制限」としては王道ではあるけど、
背景的に、いくらなんでも野放しになってるのは得心がいかない。
こしあんキャラってのはちょっと面白かったけれども。

という事で、希望は幼馴染ヒロインさんに託されました。
誘拐時の展開には、死ぬ程驚かされたりしましたし。
ただ、特訓方法にちょっと引いたり。

しかし、ムーブメントに乗るわけじゃないけど、
このヒロイン達、どっちか病んでるくらいが丁度良いんじゃないかと。
主人公君でも良いんですけど。

どうにも「決心」が凄いように見えない…。

あ、あと気になり所として子ドラゴン。
伏線…なのか…? これ、ベビーメトロイドオチなのか…?

次巻は、学園モノの方に話がいくのかしら。
目指すべき所が遥か上だから、略されちゃったりして。
それはさすがに、あの同級生が勿体無い…。

うまくキャラが動いてくれますように。

それでは、また。

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