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電撃文庫『狼と香辛料 6』

今年の大型新人さんが紅玉氏なら、
去年の大型新人さんこそ支倉氏なんでしょう。

コミック化、アニメ化、ゲーム化と引っ張りだこ。

この成功が、ホロ可愛いよホロのお陰なのか、
著作に絡んで「まだ誰も思いついていないものを思いついた」からなのか、
それは読んでみてのお楽しみって事で。

そんな中、本編はかなーり深刻に修羅場だったりしたのですが、
この6巻でようやくケリが付いたという感じ。

5巻の「ここで旅を終わろう……」騒動の直後から。

揉め揉めの街を抜け出して、とりあえずエーブを追って川下り。
その道中で妙な取引にぶち当たったり、ホロと揉めたり。

いつも通りではありますが、これまでの一連の重~い空気の話を区切って、
初心回帰、新章突入のプロローグみたいな構成になってます。

終わりが遠のいたって事で、
これがメディア化の波というヤツか…とも取れますが、
あー、ようやく暗い話題から抜け出てくれた…とも思うわけで。

やっぱり、安心して読めるってのは素晴らしい事です。
のん気な惚気合い掛け合い漫才は、この作品の魅力の一つですから。

いつもの所がいつも通りってことが、今巻一つの見所では有りますが、
あともう一つ、コル少年。

妙にホロが優しくするのは、電撃hpで連載されたあの話が絡むからですが、
ロレンスの方のお人好し対応が結構面白い。

オチというか、今巻の最後の引きそのもので、すごくニヨニヨさせられる。
ロレンスとホロの痴話喧嘩にも、どうせホロ側に付くんでしょうし。
これは期待せざるを得ない。

ロレンスといえば、今回の経済騒動。
造幣の管理の仕方というか、数学関連の簡単な、なぞなぞというか。

ちゃんとした解答が出ていないのは、初めてだと思うのですが、
次巻に引っ張るためなのか、それとも簡単だから解答略ってことなのか。
銅貨の箱が増えるのは、分かるのですが、
拒絶為替の方がさっぱり分からんのですよね。

一応、商会に探りを入れるみたいな話になってるから、
また一悶着あって、そこへの伏線の可能性もかなりありますが。

しかし、ここでさらに一つ個人的にツボに入った一言をご紹介。

「んが……うぅー……もう積めねえよ……」

これにすごく感心させられつつ、笑った。
いわゆる「うーん、むにゃむにゃ、もう食べられないよう…」なのですが、
船乗りだとこうなるのか! というか。

という訳で、ゾナルに乾杯!

それでは、また。


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