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富士見ミステリー文庫『ROOM NO.1301 2』

新井輝氏曰く、健一の愛の探求の物語。

エ○とLOVEに定評のあるシリーズ2冊目。

え? ミステリー?
いやいや、もう誰も富士ミスの事をそんな目で見てませんし…。

2巻は1巻の続き…というか、1巻のエピローグの続き。
有馬冴子編、というか有馬さんというキーキャラクターの登場編?

1巻ではドカーンと衝撃的なエピソードだったのに対し、
2巻はゆるゆる静かに進むエピソードなのかな、と。

単純にその巻のヒロインの性格の違い、かもしれませんが。

私はどっちかと言うと、このゆるゆるしてる方が好き。
ドカーンが私にとって刺激が強すぎる、のかもしれませんが。

という訳で、
私を好きにならないでと彼女は言った、です。

恐ろしいセリフです。
だって、可愛いんですもん。

このエピソードで有馬さんの設定は分かるんですが、
上のセリフの"真意"を含めて、謎の部分は丸残り。

謎を抱えて心を閉ざしている娘が、謎を抱えたまま心を開いていく訳です。

さて、私が登っているこの階段はいつ崩れるのカナー?

しかも1巻からのプロローグで、5年後の事を語られているんですが、
どうも有馬さんとは平和別れしてないっぽいのです。
有馬さんの謎解きエピソードで、シリーズ終了なんですかね。

って事で、この巻での見せ場は、歓迎会後の1303。

「私は……おかしいの。でもおかしいのが私なの」

このセリフ自体は、続く健一の懺悔を引き出すトリガーなんですが、
自分が社会不適合者である事を認めざるを得ない、
その痛さが胸に刺さる、このセリフがすごく好き。

そして、もう一つのこの巻の見せ場。
八雲さんと綾さんの漫才。

その直前の洗濯機搬入の所が八雲さんのキャラ紹介、
そして漫才の所で、落とす。巧い。
そういえば、ムッツリ疑惑はココからでしたね。

綾さんはヒロイン転落とは言え、
お買い物、漫才、エピローグと肝心な所で活躍してましたが、
…大海さんが。

あとがきでネタにされてますが、まだまだちょっとキャラが弱い…?

あと、鍵原。
1巻に出てきてなかったとは思わなかったですが、確かに出ていない。
ちゃんとした出番はこの2巻からだったのですね。
回想というか、名前だけは1巻で出てきてますけど。

初登場シーンがいきなりサービスシーンですが、
今後、そういう役どころでもなく、
いてもいなくても良いキャラと見せかけて、いないと寂しい。
と言うか、ドラマCDで好きになりました。中の人で…。

って訳で、ついでにドラマCDの話。
前と同様にセリフだけで流れは分かります。
有馬さん、すなわち名塚佳織さんのターン。
そして鍵原…斉藤千和さんががががが。

とは言え、1巻より20ページばかり長い2巻ですので、
やっぱり、しっかりざっくり削られてたり。

歓迎会前の綾さんとのお買い物シーン完全削除だったり、
私を好きにならないで、の約束シーンが微妙に削られてて、
健一のヘタレっぷりが拝めなかったり。
エピローグも完全削除…と思わせて、これは次に入ってます。

書き下ろしのエピソードはホタルの話。
1巻で綾さんの服を借りにいった時の不自然なあの場面。
実にエ○いです。これは完全に釣りです。

そして、あとがき。オレンジの意味がようやく分かりました。
ってか新井さん、良いキャラしてるなぁ。

それでは、また。


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ROOM NO.1301 1

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