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角川スニーカー文庫『円環少女 6』

何となく角川スニーカーは緻密な設定の作品が、
レーベルウリになってきてる気がする。

そういう意味の代表作。
圧倒的な情報量に感涙せざるを得ない現代魔女っ娘ファンタジー。
(…間違ってはないよ?)

半年振り? ってか、分厚っ!

4巻から続く《東京地下戦争編》の終幕です。

シリーズの中の1エピソードでしかないのに、読了時のこの脱力感…。
感想は「お、終わった…」の一言で良いんじゃね? という気すらします。

いや、終わりませんが。

兎にも角にも、ここまで壊すのかっ! と言えば良いですか。
何もかも、すごい勢いで壊れまくりですよ。

話の構成としては、典型的な「正義しかない話」なんで、
それが対立して、潰し合って、潰れちゃうのがすごい…。

答えを見つけたはずの問いに何度も答えさせられる、そのえげつ無さ。
これに、どう反応して良いのか分からない。

この話を語るには、とにかくソコなんだな。

今回のエピソードでは仁と国木田とエレオノールの三者が答えを出した。
でも、退場者以外はまた問いを突きつけられるんだろう。

病んだ人が居ないのに、こんなにも鬱なんて。恐ろしい…。

それはさておき、もうちょっと娯楽思想で感想。以下ネタバレかも。

とりあえず、武原係官の地獄っぷりがスゲェ。
前巻、ボロボロになりつつも、カッコ良く決意を固めて、
いざ出陣、ジャジャーン! だったのに、
その冒頭でいきなりズタボロとか、何コレ。ライフル意味ねー!

死闘の中では、やっぱり係官同士の討ち合いが圧倒的に凄かったですねぇ。
鬼火師匠も茨姫も、滅茶苦茶だな…。

圧倒的な超人は、圧倒的な力を見せ付けてくれると映える。
元味方というシチュエーション補正もあるだろうけど、
シリーズを通しての見所には違いない。

そして核爆弾をギミックに使う話はそれなりにあるだろうけど、
ここまでやるのは、初めてですよ…。
しかも、ここまでやっといて、話が破綻してない上、
しっかりと役割を果たしてるってのがすごい。

まぁ、それはいろいろある超高位魔術も同じですか。
私がわからないだけで、いろいろ似非科学ってるのかもしれませんしね。

最後に。
このシリアス展開で、メイゼルのサドっ気とか、
きずなのエロ要素とか、瑞希のアホの娘属性を引き出せるのがすごい。

名言 「かえせ~、かえせ~」

戦闘要員としてはあんまり活躍しなかったけど、何という破壊力…。

メイゼルはもっともっと活躍してましたけどねっ!

それでは、また。


関連

円環少女 5

円環少女 4

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