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ファミ通文庫『学校の階段 7』

とりあえずファミ通公式の人気投票にて、
神庭美冬が6位ランクインおめでとう、と言っておく。

狂乱、まじあか、バカテス、文学少女と、
やたら個性的なキャラ達を思えば、大健闘ですよね。
7位以下が、バカ、置物、クラゲと続くので、
それにだけは負けられないだろ…常考…、と言う気もしますが。

それはさておき、出たばっかの最新7巻。

発売日直近なので、一応警告。以下ネタバレ注意。

6巻のあの引きを纏めにかかる話。
階段レースをちょっと離れて、生徒総会のお話。

御神楽さんの正体見たり、・・・ みたいな感じ?

総括しちゃうと、
腹黒い御神楽さんが口当たりの良い政策で人気取りを伺い、
それに危機感を覚えた缶バッチが、挫けそうになりながらも、
気合いと根性でそれを打ち破るべく…走る!

って、展開で 気合いと根性=暴走する青春 みたいな図式を見て取って、
あぁ、若いって良いなぁ…みたいな感想を抱くべき、なのかもしれません。

なのかもしれませんが、今ひとつ付いていけなかった…。

私自身、コテコテの理屈屋なんですが、
それを押して、理屈じゃない、ただ暴走する青春を求めて、
このシリーズを読んでいる。

いつも、正しい誰かがいる。
缶バッチはそれに対して、何の反論も出来ていない。
それでも、缶バッチがなんかスゴイ。それを期待していた。

今巻だって、その「考えるな、感じるんだ」ではある。

でも、いつもの階段レースでなく、
今巻のお題である「生徒会」では、それ違うだろという感じが付きまとって離れない。

何が違うのかな…。考えてみる。

・大人の世界でそれは通じないだろ…説
生徒会ってのは「仕切り」であり、すなわち周りの事を考える事であり、
それがつまり大人の世界だと思うのです。

でも、あくまで生徒会なんで、プレ大人の世界。

しかし、それは失敗しても良いという事であって、
子供の論理で動いて良いって事じゃない。

感じるんだ~、という方法で決める事自体は良いのですが、
それを説明出来ない、ってのは無しだろ、と。

それで分かってもらえれば、それで良いのですが、
納得できない人に対しても同じ姿勢は駄目だろ。

反論されて、「それでもです!」と言うだけでヒートアップする缶バッチ。
これを、私の中の理屈屋の部分がNG判定。

…なのかも。

・上っ面だけの政治なんてもう沢山なんですよ説
御神楽さんが腹黒い。それは構わない。

だけど、この生徒会という場、
他の人から認められ政を治めるという場で、
はぐらかしたり、本音を言わないってのが許せない。

メリットだけを話して、デメリットを言わないとか、理解できない。
隠すくらいなら、開き直って欲しい。それなら理解できる。

だから、前半部の御神楽さんがものすごい駄目だった。
でも、ラストの御神楽さんはすごい輝いていた。
あれはヤバイ! 滅茶苦茶カッコいい!

…って、あれ?

・だがちょっと待って欲しい。話がズレていないだろうか説
推薦人を探せ事件、対談での筋肉事件、政治的駆け引き対談、
階段鬼ごっこ、そして最終対談。

あれ、それは哀れむ所なの?
あれ、それは笑う所なの?
あれ、それは驚く所なの?
あれ、それは階段レースなの?

あれ、それで納得しちゃうの?

その後の展開と、自分の中の予想が丸っきり違う。
裏切られたとかじゃなくて、あれ? と言う感じ。

違和感が積もり積もって、釈然としない。

…のかも。

・お前ら普通の高校生だろ、自重しろ説
缶バッチは作中で天才扱いになってますが、
それはいわゆる主人公的潜在能力とか、カリスマな部分であって、
能力的には普通のはずなんです。

それが、何故だか、すごい謀略戦を展開している。
いや、そんな思考トレースして、すぐさま判断するのは無理だろ…みたいな。

御神楽さんも権力固執の理由は語られてますが、
それにしたって無茶し過ぎじゃないかしら。

政治力の顕示が目的なら、教師とつるむ必要ないし。

等身大、と言うか、格下であるはずの高校生らが、
いつの間にか超人になってしまって、見下せない。そんな不満。

…なのか?

・キモーイ禁止!説
私、「キモイ」ってのを "何かの姿勢" に対して言うのは、
心底からキモイと思うのです。

何の理屈もなく、ただ「キモイ」で済ますのが許せない。
それじゃ反論のしようがないじゃんか! という訳。
拠って立たない意見に悪意を込めるのは卑怯。

まぁ、私自身が言われる側の人間ではあるので説得力無いんですが。

そんな「キモイ」が今巻では頻出。
それは演出であると理解は出来るのだけど、気分を害した。

…かもしれない。

・御神楽さん可愛いよ御神楽さん説
御神楽さんは可愛いので、缶バッチには勿体無い。

ってか、貴様、美冬姉さんはどうした。

何? 美冬姉さんは関係ないだろ?
ふざけんなこの鈍感野郎! 表に出ろ!

という個人的な怨みつらみがついに爆発した。

…とか言ってみるテスト。
 

分かったような分からないような…。

しかし、すごい引きを残してくれる。
次の巻、どうなるんだこれ…。

それでは、また。


関連

学校の階段 6

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