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電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』

今年の電撃小説賞における最終選考候補作。
賞は取れなかったけど、「選考会で物議を醸した」ので出版。

あんまり新規開拓とかしない人なので、
自称中堅の某ラノベ評サイトを見るまで、
まったく買う気は無かったというか、そもそも存在を知らなかったのでした。

しかし、こうして発売日買い。

何に惹かれたのか。

「ヤンデレライトノベル・オブ・ザ・イヤー」
…と言われていたので。

確かにそう言われてみれば、タイトルとかそのまんまですし、
表紙絵もそれっぽい感じがしてくる…
というか、表紙をめくってみたらモロですし。
何かよく分かんね、という人はとりあえず表紙をめくってみましょう。
カラーページだけで、どんな話かはなんとなく分かるはず。

という訳で、戯言系で病み鬱系でヤンデレなお話。
戯言も鬱もヤンデレも、読む人を選びまくりなので、 興味の無い人はスルー推奨。

興味のある人は…まぁ、ちょっと読んでみるといいんじゃないかな。

個性としては突出したりしていませんが、
ジャンルとしてはしっかりしているのじゃないかと。
いい感じに戯言っているし、いい感じに病んでいて、
とても良いヤンデレさんが居ります。
叙述トリックめいた感じのもありますし。

物議を醸したのは、グロげな病み描写なのか、ヤバげな掛け合いなのか、
その辺がなかなか面白かったです。

ちょっとネタバレ気味に語りますと、 (一応、以下反転)
みーくんが殺人鬼ではないだろうと当たりをつけていただけに、
まぁ、何と言うか騙されました。
あそこであんな役回りとは。
哀れっちゃ哀れだが、土産が無いんじゃ仕方ないとか思う辺り、
みーくんに毒されておりますな、私。
まーちゃんは良いヤンデレなのですが、
なんかその役だけ過ぎてちょっと勿体無い感じ。
結局、何でお持ち帰りしたかの解説も…無かったですよね?
有ったのかな。隠喩とかで。
それがちょっと引っかかっているのです。
最後にコミカルにしたって駄目なのです。
笑って終わりはヤンデレだと洒落にならないのです。
あまり陰惨な終わりにならなかったのは…
ヤンデレを求めている以上、良かったのかどうかよく分からんですが、
まぁ、個人的には良かったです。

そして、最後の辺りを読んでて気が付いたのですが…
この本の○○○…黒いぜ? 何で?
コレは、面白いけど…効果が今ひとつ不明。

作品設定上で必要って訳じゃないから、宣伝効果見込みなのかな?
でも目立たせたければ表紙でやるべきでは?
表紙でやったら恐ろしいことになりそうだけど、
そっちの方がインパクトはでかいでしょうに。

某あとがきですら気が付かない人いるみたいだから、
こんなの気付かない人たくさんいると思うんですよね。

あまり例がないだけに、
これを特別扱いする意味がよく分からないのです。

さておき。
この話はこれで完全に終わりでしょう。
なだけに、新シリーズなり続巻なりは注目ということで。

それでは、また。

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